魅羅透 ミラト
透葉……俺
魅羅透 ミラト
お前の傍に居たい
魅羅透 ミラト
ず~っとだ
魅羅透 ミラト
なぁ……良いよな?…♡
辞めて……
魅羅透 ミラト
お前に拒否権ねぇから…♡
辞めて…
透葉
なんで貴方は、私を隠すの?
透葉
過去の私の事を…
辞めて
透葉
隠しても無駄なのに……
透葉
また同じ事が起きちゃう
透葉
貴方のお呪いはそういう物よ…
透葉
辞めてって言ってるでしょッ!
(バッ)
透葉
はぁ……はぁ……
透葉
さ、先程のは…夢…?
夢から強制的に現実世界に戻された為
頭がぼんやりとする
○○
あら…!
○○
起きましたか?!
白衣を来た先程の方が此方に駆け寄ってくる この姿……一度何処かで見た事があるような…?
透葉
えっと……はい
○○
ホッ) 良かったです!
目の前の方は、安心したかのように胸を撫で下ろし、目線を私に向けた
○○
あと…余計なお節介かもしれませんが…
透葉
…なんでしょう?
○○
その…何か悩んでいらっしゃいますか?
透葉
…!
私は、目を丸くし目線を下げてしまった
私は、相手に気持ちを悟られないように……
透葉
悩み等ありません…
透葉
……もう帰りますね…
透葉
失礼致しました…
私はベッドから降り、近くにあった自分のバッグを急いで取ると…
○○
ま、待って下さいッ!
色白な手で私の手を包むように私を引き止めた
透葉
…なんでしょうか?
いつも通り、冷たい態度を取る
こうでもしないと…自分を隠せないから
○○
…
○○
透葉……さんですよね…
透葉
?!
透葉
な、何故私の名前を…!
○○
ご、誤解はしないで下さいよ?!
○○
先程…
○○
鞄の中から出ていた名刺を見てしまって…
○○
素敵な名前ですね
○○
透葉
透葉
…
人に手を握られた事なんて人生で殆ど無い体験
なのに今、私は手を握られている
何故だろう…
なんだか懐かしく感じる…
○○
…その
○○
仮面は付けすぎると、代償が大きくなって来ます
○○
なので……程々にして下さいッ!
仮面……
どういう意味だろう…私は仮面を付けている訳じゃなくて
ただ自分を"隠している"だけなのに…
透葉
…
私は、相手の手を振り払い無理矢理外に出た
なんだか心が少し痛んだ
どうしてだろう…
透葉
…
日が堕ちていく
これから来るのは、夜
月が昇ってくる
透葉
…また夜
透葉
そして明日が来る
透葉
……なんて残酷なループなのでしょう…
透葉
もう正しい世界なんて…無いんですね
透葉
……まさに
透葉
[酸化した世界]
透葉
…
心の歯車がギギギッとぎこちなく動きだそうとしていた
いや……動き出そうとはしていなかった
壊れそうになっていただけ
透葉
…ふふ
透葉
修復は難しそうですね…
透葉
私の……硝子の心
(パリンッ)
敦
あ
太宰
ぁ
鏡花
…
太宰
敦く~ん それ結構高い硝子のコップなのだよ?
国木田君に怒られてしまうよ?(笑)
国木田君に怒られてしまうよ?(笑)
敦
うぅ…(やってしまった)
鏡花
……
鏡花
…?
鏡花
透葉…?
後ろを向く
鏡花
(……誰も居ない…)
鏡花
(気の所為……?)
嫌われたい私は、今日も愛される
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈完┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
透葉
…どうも皆様
透葉
嫌われたい私は、今日も愛されるを最後までご覧いただき
透葉
誠に有難う御座いました
透葉
私…透葉
透葉
実は、新作の文スト夢小説に登場致しますのでこれからも宜しくお願い致します
透葉
それではまた逢う日まで