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荒廃ノ世界

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荒廃ノ世界

2 - 3章 4章

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2019年08月04日

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第3章 送られた少年

では少年 ヘレンは何故こんな廃れた地にいるのか

それは、優れた【空気清浄】技術を持つ技術者だったからである

派遣されたのだ、この廃れた土地に

ヘレンに課せられた任務は、少年であるヘレンが負わされるにしてはあまりに厳しすぎるものだった

つまり

ー死んでこいー

そう言われたも同然なのだ

だがしかし、彼は引き受けた

引き受けたから、ここにいる

純粋なのか、それともなにか思惑があるのか…

彼の考えなど誰も読める訳もなく

彼を擁していた研究施設は、国家命令の元 彼をこの廃れた地に送り込んだのである

ヘレン

…えっと、ここをこうして…

ヘレン

こっちの機構をこっちに持ってきた方がもっと効率上がるかも……

第4章 友人

ヘレン

えーっと、あとはここをつなげて…

ヘレン

出来た!

ヘレン

試作品43号、起動っと!

子供の身長程の体に四角いタブレットの着いたアンドロイドを嬉しそうに眺め、胸のボタンを押す

途端にアンドロイドが繋がれた機械から音声ガイドの様な物が流れ出す

音声ガイド

起動、開始します

音声ガイド

エネルギー充填……成功

音声ガイド

初期起動……成功

音声ガイド

精密起動……成功

音声ガイド

言語理解プログラム……成功

音声ガイド

発声プログラム……成功

音声ガイド

対話プログラム……成功

音声ガイド

自動学習プログラム……成功

音声ガイド

サブプログラム……成功

音声ガイド

起動が完了しました

音声ガイド

起床フェイズへ移行します

その言葉と共に、タブレット端末に明かりが灯る

AIR

……初めまして、マスター

AIR

空気清浄自立思考型アンドロイド
「AIR」と申します

礼儀正しそうに頭を下げて、其のアンドロイドは言った

ヘレン

初めまして!

ヘレン

僕はヘレンって言います!

ヘレン

これから…よろしくお願いしますね

ヘラッと笑って手を差し出す

AIR

申し訳ありませんマスター

AIR

この…手の意味は…?

ヘレン

あ、そか、わからんのか

ヘレン

えっと、これは握手、って言って、仲良くなりたい時とかにするんですよ!

AIR

そうなのですね、ありがとうございます、マスター

ヘレン

っあー、あと…

AIR

?なんでしょうマスター

ヘレン

僕の事…マスターじゃ無くて、ヘレンって呼んでくれると嬉しいな…

AIR

あぁ、なんだそれくらい

AIR

お易い御用です、マス………

AIR

ヘレン

ヘレン

あっ!今言い直しましたよね!

AIR

違います

AIR

気の所為です、気の所為です

AIR

言い直してなんか…

ヘレン

んふふ、何はともあれ、これからよろしくお願いします

ヘレン

名前は…何がええかな

AIR

名前?私の名前は「AIR」ですが…

ヘレン

うーん、それは機種でしょ?

ヘレン

だから、君個人を表す表現じゃない

ヘレン

あ、じゃあ、43号目だから…

ヘレン

「ヨミ」

ヘレン

ってのはどうかな!

ヨミ

ヨミ…ですか

ヘレン

そう、ダメかな…

ヨミ

いえ、素敵な名前をありがとうございます、ヘレン

ヘレン

いーえ!

ヘレン

じゃあ改めてよろしくね、ヨミ

ヨミ

はいよろしくお願いします、ヘレン

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