桃水!!R無し!! 他に話すことはありません!! いってらっしゃい!
ほとけ
学校は憂鬱だ。
どうして僕がいじめられなきゃいけないんだろう?
おかしい。
僕はこんなに優しくて可愛くて …もっとみんなの人気者になるはずだったのに。
仲の良かったいふくんは 僕を見るなり喧嘩を売ってきて
後輩のりうちゃんは すれ違う度に軽蔑の目を向けてきて
先輩のあにきは 僕らと絡まなくなってからグレて
唯一の希望だった初兎ちゃんは 僕の前にいじめの標的になって学校に来なくなった。
ほとけ
ほとけ
今日も授業をサボって 誰も知らない倉庫で愚痴を零す。
ほとけ
最近、僕のことを観察するような素振りを 見せることが多い委員長。
…僕がそんなに変人に見えるか?
話かけて来ては 「君の名前は?」「好きな物は?」「友達は?」 なんて
今日までに何十回としてきた。
そろそろ彼に聞かなければならない。
1日後には忘れてしまう理由を。
ほとけ
ないこ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ないこ
ないこ
ほとけ
ないこ
ないこ
ほとけ
ないこ
僕が話終わると同時に 嘘のようなことを言い出す委員長。
疑いつつも委員長に1000円を手渡し、 情報を握ることにした。
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ほとけ
ないこ
ないこ
やけに沢山のことを知っているな そんなことを思いながら、彼に僕の名前を聞いてみる。
返ってくる言葉はきっと、 「存じ上げない。」 だろうけど。
ほとけ
ないこ
ないこ
ほとけ
ないこ
ほとけ
ないこ
ないこ
ほとけ
ないこ
ないこ
ほとけ
ないこ
ないこ
ほとけ
ないこ
ないこ
ないこ
ほとけ
何も言わずに手を取れば、 きっと僕は救われる。
委員長だから、 きっと嘘は吐かない。
少し手を伸ばして、 また引っ込めて、繰り返す。
ないこ
優しい声。 毎日ここに来て笑いかけてくれた声。 解決策を出してくれた声。 僕を信用してくれた声。
ほとけ
考えれば考える程 目元が熱くなって、気づけば僕は泣いていた。
ないこ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ないこ
ほとけ
ないこ
ほとけ
ないこ
ほとけ
ないこ
ほとけ
ほとけ
ほとけ
ないこ
ないこ
ほとけ
ないこ
ほとけ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ほとけ
ほとけ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ほとけ
ないこ
「気持ち悪い。」
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