ぴくと
僕には好きな人がいる
その人は優しくて、 強くて、僕に 生きる意味をくれた人だ
毎日、夜0時に 二人で会う約束をしている もうそろそろ来る頃だ
ぴくと
ぴくと
ぴくと
らっだぁ
らっだぁさん! 僕の好きな人 あ、因みに僕は聖職者なんだ
ぴくと
悪魔だ
らっだぁ
ぴくと
でも、悪魔だからと 悪い事をするわけではない。 らっだぁさんは人を襲わないし、 生き物を傷つけない。 逆に森の生き物たちに 好かれているくらいだ
らっだぁ
ぴくと
らっだぁさんはこういうことを 簡単に言うところがある… まぁそこも好きなんだけどね
らっだぁ
ぴくと
らっだぁ
ぴくと
らっだぁ
らっだぁ
ぴくと
らっだぁ
ぴくと
らっだぁ
ぴくと
らっだぁ
聖職者の僕は 悪魔のらっだぁさんには 触れられない もし触れてしまったら 二人共この世界から消えてしまう ………本当は触れたい けれど、もう少し。 もう少し待てば…
ぴくと
らっだぁ
ぴくと
らっだぁ
らっだぁ
ぴくと
…僕は、明日 ある"儀式"をする。 らっだぁさんとずっと一緒に 居るために。 もちろんらっだぁさんには秘密。 教えたら止められちゃうかも 知れないからね
らっだぁ
ぴくと
らっだぁ
らっだぁ
ぴくと
ぴくと
ぴくと
バサッ バサッ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
俺はらっだぁ。 悪魔だ。 さっき会ってたのは聖職者の ぴくさん。 …え?悪魔と聖職者が会って いいのかって? 駄目に決まってんじゃん もし、他の誰かに見つかったら 二人共殺されるね
でも、俺は毎日あそこに行く。 ぴくさんが、あの人が 好きだから。
らっだぁ
悪魔と聖職者。 結ばれることなど絶対ない。 どちらかが…いや、それは無いな ともかく、一緒に居て、一緒に 過ごしたりすることさえもできない
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
次の日
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
バサッ ヒュ-ッ…
ギィィィイイイイ
らっだぁ
らっだぁ
ぴくと
らっだぁ
ぴくと
らっだぁ
らっだぁ
…教会の中は、どこも血だらけで。 こちらに俺の大好きな笑顔を向ける 頭まで返り血がついたぴくさんが 教会の台の上に座っていた。 そして床には、 この村…の人間だったのだろう… 肉の塊のようなものが 転がっていた。
らっだぁ
ぴくと
らっだぁ
…人間が悪魔になるためには ある儀式…をしなければいけない 自分が関わった人間を全員 殺すことだ。 きっと、ぴくさんに関わった人間は 100人を超える。
らっだぁ
俺は…ぴくさんにはこっち側… 悪魔になってほしくなかった。 だって…悪魔の世界に来たら、 大変なことが沢山あるから。 生き物を殺めなきゃいけないし、 それを食べることだってある 人間には嫌われるし、元聖職者なんて言えば、聖職者を嫌う俺以外の 悪魔には嫌われてしまうだろう
ぴくと
ぴくと
らっだぁ
ギュッ(ぴ→らに抱きつく
らっだぁ
ぴくと
ぴくと
ぴくと
ぴくと
らっだぁ
らっだぁ
らっだぁ
ぴくと
らっだぁ
らっだぁ
ぴくと
ぴくと
らっだぁ
らっだぁ
ぴくと
らっだぁ
ぴくと
らっだぁ
ぴくと
らっだぁ
ぴくと
らっだぁ
ぴくと
らっだぁ
ぴくと
ぴくと
ずっと一緒に居られますね!
らっだぁ
教会の扉の横には 血で花びらが少し 赤黒くなった、アングレカムが 咲いていた… アングレカムは普段は白と、 淡緑の花で、とても綺麗。 ぴくさんのような花だった。 今は…悪魔になったぴくさんと 同じように、血に染まった 色になっていた。
【アングレカムの花言葉】 祈り いつまでも貴方と一緒
コメント
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まさかの展開とは最近投稿頻度高いね!(最近?)