第2話、ゼルダとカレン
私はハイラル城前にある式典場に1人俯いていた。この場所はあまり人が来ないし木に囲まれていて落ち着くのだ。
カレン
初めて彼らと会ったのもこの場所だったっけ……
数年前
私は行く宛てもなく1人でうろついていた。すると誰もいない、木々に囲まれた場所にたどり着いた。柱がいくつもたっていて神秘的な場所だったのだ。
カレン
ここは……
ゼルダ
あれ?あなたは……
カレン
っ……!
声のした方を振り返り、後ずさる。そこにいたのは噂の英傑達と姫だった。
ウルボザ
あんたは誰だい?見ない顔だが……
カレン
っ……
リーバル
おっと。
逃げようとしたがリーバルに道を塞がれてしまった。
リーバル
そう簡単には逃がさないよ?
ミファー
まってリーバルさん!彼女、何か事情がありそう……
カレン
……ほっといてあんたらには関係ない……
今度こそその場から離れようとした時、ゾーラ族の王女であるミファーに優しく腕を掴まれた。
ミファー
話したくないのなら無理に話さなくて大丈夫。けど…困っているようだし何か力になれることがあれば言って欲しいな。
カレン
……
その時、私ら彼女らに惹かれるものがあり、力強く頷いたのだった。
現在
カレン
………
あの場所に来てからもう数年経ったのか……。早いな……。
ゼルダ
カレン?
カレン
ゼルダ……
式典場に彼女がやってきた。そして私の隣に座る。
ゼルダ
どうしたんですか?何か考え事ですか?
カレン
いや別に……
ゼルダ
そういえば私たちが初めて会ったの、この場所でしたね。あの時、事情は話してくれなかったけど。
彼女はそう言って笑みを浮かべた。なんだか眩しかった。
カレン
ごめん……
今は話せないんだ……。なんだかんだあんたらといるのが楽しくて、自分の正体を知られた瞬間、みんなが離れていってしまうのが……。けどいつかは話すよ……。
ゼルダ
そういえば私、明日17歳になるんですよ。
カレン
そうか……
もうそんな時期か……
ゼルダ
その時、ラネール山で修行に行くのですがあなたも来ますか?リーバルもミファーも、みんな来ます。
カレン
気が向いたらね……
ゼルダ
……はい!
ゼルダは笑顔で頷いた。
カレン
……それじゃ
私は立ち上がり、その場を後にした。
カレン
今回はここまで!思ったよりも前回いいねくれて驚いてます!若干原作とは違って申し訳ないです……。勝手な妄想で作ってます。勘弁ください……!
スッパ
それじゃあ
カレン
……!!スッパ……!!
ま…まぁいいや……じゃあ!
ま…まぁいいや……じゃあ!