暗殺ゲーム

＊注意グロテスク描写が多いので苦手な方はお控え下さい。

それでは今から日野出 結の処刑を始めます。

変声期で変えたような低い声が処刑室に響く。

瑞稀さんが指す方向には奇妙な機械が用意されていた。

おや、お目覚めですか？ やはり、処刑される者が起きていないと面白くないですよね。

そう言うと切梛さんは千賀さん促され渋々座った。

日野出 結…あなたは罪を犯した。 その罪は己で払ってもらわねば意味が無いのです。

この期に及んで命乞いなんて出来るとお思いですか？ いいえ、出来るはずがありません。

あなたは罪を償わなければならない。 その罪は処刑という形で受けてもらいます。

では気を取り直して処刑を致しましょうか。

それを合図に黒ずくめの奴らが機械に日野出さんを乗せ手足をロープで結ぶ。

ガチャッ！ そんな音と共に拍車がゆっくりと動き始める。

…ふふふっ面白いでしょう？ この機械。

あの拍車がゆっくり廻ることによってロープが引かれて両手足が少しずつ外れていく仕組みになっているんですよ。

この断末魔の叫びがたまりませんね。 そろそろ骨が外れる頃でしょうか？

ゴキｯ!! そんな音が響く。

ブチッ！ブチッブチッ!! 何かが切れる音がする。 それと共に日野出さんの左腕から血飛沫が吹き出す。

言い忘れていました。 利き手から利き足の順でロープが短くなっています。

ですので少しずつ両手足が千切れて行きます。 まぁ全ての両手足が取れるまで生きているとは思えませんが、ね？

日野出さんが血を吐き出す。 恐らく出血が多いからだろう。

それからは淡々と次に利き足が千切れて日野出さんは失神してしまった。 もう生きているかも分からない。

気づけば処刑は終わっていた。

それでは日野出 結の処刑を終わります。 皆さんお疲れ様でした。

両手足が切れるまで生きているなんて思いもしませんでしたが。 持つものですね。

日野出 結 両手足を切断で失血死