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愛した君との人生交換日記。

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4

Episode for.

♥

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2024年02月02日

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一緒に行かない!? 花火大会!!

─────────

たっつん

ッ________、

じゃぱぱ

たっつん、?

たっつん

…ッ、ごめん、……

たっつん

行けへん……、

明確じゃないけど、 分かっていた。

多分、 花火大会の帰りに彼は──。

これが本当に時間が戻った 世界ならば、

じゃぱぱは未来に沿ってしまう。

だから、彼を花火大会に 連れて行ってはいけなかった。

じゃぱぱ

え~……なんでぇ、……?

じゃぱぱ

今日、忙しかった?

でも、 じゃぱぱと一緒に居なければ。

彼なら、 「じゃぁ友達と行こう」 という発想に至るだろう。

そしたら同じになるだろう。

もう、 二度とあんな現実見たくない。

たっつん

……忙しく…ない、……

じゃぱぱ

じゃぁ……、!

たっつん

__花火大会は嫌や、……

たっつん

でも、じゃぱぱと一緒に居たい……

じゃぱぱ

……、

彼はキョトンとした顔をして、 少し考えた後、口を開いた。

じゃぱぱ

何それ~~!可愛いなぁ♡

じゃぱぱ

事情はよく分かんないけどいいよ!

じゃぱぱ

俺もたっつんと一緒に居たい(笑

たっつん

………!!✨

たっつん

ありがとな!!(ニコッ

───────

───────

───────

たっつん

………~

待ち合わせはこの建物の前。

今夜は夜景デートをしようって 話になった。

じゃぱぱ

あ!!!

じゃぱぱ

たっつん〜!!

待ち合わせ場所に じゃぱぱが居た。

どうやら、じゃぱぱの方が 先に着いていたみたいだ。

たっつん

ごめん!ちょっと遅れた!!

たっつん

待ったか……、?

じゃぱぱ

うん!待った

たっつん

え"",

たっつん

ごめ__、

じゃぱぱ

いや、全然大丈夫!

じゃぱぱ

俺ね、

じゃぱぱ

「今日はたっつんと何、話そ〜」とか、

じゃぱぱ

「たっつんはどんな格好してくるかな~」とか、

じゃぱぱ

考える時間大好きだから!(ニコッ

じゃぱぱ

あと、待ってる時間が長い方が、たっつんと会えた時の嬉しさが倍増するからね!!

たっつん

じゃぱぱ……/、!

じゃぱぱ

ん〜?何〜?笑

つくづく思う。

俺は彼の事が大好きだ。

たっつん

いや、なんでもないっ!/

じゃぱぱ

そっかぁ……

彼はまた、ニコッと笑い、 言葉を放つ。

じゃぱぱ

いつかは教えてね、たっつん!笑

彼の笑顔は輝いていて、

あの夜の光景を彷彿とさせる。

彼は俺がどの二文字を 選ぼうとしたか 知っているのだろうか。

じゃぱぱ

あっ、そうそう!

じゃぱぱ

あのね!

たっつん

ん〜?

じゃぱぱ

俺、たっつんと行ってみたいお店があっ____

ガシャンッッッッッッッ!

たっつん

は_____,

じゃぱぱ

ぇ____、

バンッッッッッッッ!

どうやら、

最近設置したばかりの 看板のねじか、

緩んで、

外れて、

__あれ?

看板は、どこへ__、?

たっつん

__ぃたッ____、

足を動かそうとした。

そしたら、 足にピリッと痛みが走って。

自分の足を確認する。

なんだ、靴の上に、 何かが乗っただけ─────

:看'板だ。,,

左足近くに、

じゃぱぱの腕があって。

指、甲、手首____ その先は────────

無くって。

きっと、腕以外は、 看板の下。

力無く握られたその指に、

人気なレストランの、 予約チケットが握られていた。

俺が──────

たっつん

行ってみたいって……ッッ"、ポロポロ

さっきみたあの笑顔が、

あの、言葉が、

全部、グチャグチャに 崩れたみたいに。

あの看板が落ちてくる時に、

あ、当たるな、 潰れるな、

って思った。

あの高さから落ちた看板なら、

身体能力を活かして、

君と、よける事だって出来た。

でも、なんか体が動かなくって。

怖気付いた、とか、 そんな訳じゃない。きっと。

ただ、ただ、

この、 馬鹿みたいに狂った結末が、

最低な終わりが、

俺の望んだ結末だって思った。

あぁ、君が泣いている。

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愛した君との人生交換日記。

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