テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ヴァルローゼ国へと着いたアディとシェラは港から王都行きの馬車に乗り王都はと向かう。
シェラ
馬車に揺られながらシェラは馬車の窓から見える外の風景を眺めている。
隣に座るアディはそんなシェラを横目に見つめていた。
シェラとアディを乗せた馬車は王都に着き、シェラとアディは歩いて王城へと向かう為、馬車から降りる。
シェラ
馬車から降りたシェラは王都の景色を青色の瞳に映す。
王都は人々の声で溢れ、賑わっていた。 シェラとアディはそんな王都の道を歩き始める。
アディ
シェラ
アディ
シェラ
少しばかり申し訳ない気持ちになったシェラが謝罪すれば、アディは笑って首を横に振る。
アディ
アディ
シェラ
アディとシェラが城に着き、城の城門に立つ、二人の門番兵に名を告げると兵士である男の二人は驚いた顔をし、城の中へとアディとシェラを通し入れる。
兵士1
城門の門番兵の一人が慌てたようにそう言い、その場から走り去って行く。
もう一人の門番兵の男は、走り去って行った兵士の姿を見送り、アディとシェラを交互に見る。
兵士2
兵士は確かめるようにもう一度問い掛けてくる。シェラは優しい微笑みを浮かべて、強く頷き返した。
シェラ
兵士2
兵士の男は心配していたのか、シェラが帰って来たことに対して安堵していた。
数分後、先程、走り去って行った兵士の男が、リヴィアスを連れて戻って来た。
リヴィアス
シェラ
シェラは目の前に立つリヴィアスに頭を下げる。そして顔を上げたのと同時に、リヴィアスはシェラの手を掴み抱き寄せる。
リヴィアス
リヴィアス
シェラ
リヴィアス
リヴィアスはシェラのことを強く抱き締めながら、そう告げた。シェラはリヴィアスに抱き締められながら、口を開く。
シェラ
シェラ
リヴィアス
シェラ
シェラ
シェラはリヴィアスのことを責めるつもりもなければ、憎んでいる訳でもなかった。 リヴィアスは、シェラの両方を優しく掴み、身体をそっと離す。
リヴィアス
シェラ
そんな二人をアディと門番兵の男二人は、優しく見守るように見ていた。
晴れた夏の空の下、シェラは今日という日を忘れないようにしようと強く心に誓ったのである。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!