コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
mikoto
ブォーー
suchi
suchi
mikoto
suchi
mikoto
mikoto
急に話しかけられると、変に緊張する⋯
suchi
suchi
suchi
mikoto
mikoto
mikoto
suchi
suchi
suchi
mikoto
mikoto
suchi
suchi
mikoto
mikoto
suchi
mikoto
suchi
mikoto
ブォーー
suchi
mikoto
カチッ (電源切
mikoto
suchi
suchi
mikoto
suchi
mikoto
suchi
mikoto
mikoto
suchi
suchi
mikoto
suchi
mikoto
mikoto
suchi
suchi
mikoto
mikoto
suchi
mikoto
mikoto
suchi
mikoto
suchi
suchi
mikoto
mikoto
パシっ 腕掴)
mikoto
mikoto
suchi
suchi
suchi
mikoto
mikoto
mikoto
mikoto
mikoto
suchi
suchi
すとん (座
mikoto
mikoto
suchi
手差出)
mikoto
ぎゅっ (握
mikoto
suchi
笑)
mikoto
suchi
mikoto
suchi
mikoto
mikoto
mikoto
mikoto
suchi
ぎゅっ 握返)
mikoto
mikoto
mikoto
mikoto
mikoto
mikoto
suchi
mikoto
物心ついた時から、両親の言い争いが絶えなかった。
部屋にこもって、耳を必死に塞いで、
それでも、家中に響く父親の怒声と、
食器が割れる音と、
母親の、悲鳴のような怒鳴り声は、
脳内にはっきりと届いた
mikoto
mikoto
mikoto
suchi
suchi
mikoto
mikoto
suchi
suchi
mikoto
mikoto
suchi
suchi
suchi
mikoto
suchi
mikoto
suchi
mikoto
suchi
suchi
mikoto
mikoto
suchi
mikoto
mikoto
suchi
すちくんと過ごす時間が
どんな瞬間よりも、
いちばん楽しくて、
幸せだった
でも、
mikoto
mikoto
suchi
mikoto
suchi
mikoto
suchi
mikoto
でも、今、君と会えた。
君と話せてる
それだけで、幸せ
mikoto
両親の言い争いは、どんどん悪化していった
言い争いの中には、必ず
'' 死んでくれ ''
'' 殺してやる ''
の言葉があった
小学一年生だった俺でも、
その言葉が冗談じゃないことくらい分かった
小学三年生になった時、
第二の性の検査があった
俺はΩだった
お医者さんからの説明は、よく分からなかった
だから、両親に
検査結果の紙を見せた。
母親は、
'' 私があの人から毎日怒鳴られるのは、お前がΩとして生まれたからだ ''
と言って、
俺の目の前で、
鬱病の薬を大量に飲んで死んだ。
仕事から帰った父親は、
その様子を見て、
'' お前が母親を殺した ''
と、
今まで母親がやってきた家事を、全て俺に任せた。
ちゃんとやらないと、
昔、母親にしていたように、
怒声と暴力を浴びせられた。
それでも、学校には通わせてくれた。
家のことは誰にも相談できなかったけど、
友達と一緒にいる時間は、楽しかった。
mikoto
mikoto
mikoto
suchi
ぎゅっ (手握
mikoto
少しずつ、
友達との会話に、
追いつけなくなった
父親が俺のために使ってくれるお金は、
学校関係と、抑制剤の費用だけだった。
勉強も、難しくなるし
でも家だと、忙しいから
勉強する時間なんて、ないし
1度だけ、担任の先生に家でのことを聞かれた
でも、ここで俺が言って、
それが、父親に伝わって、
何されるか、分からない
だから、怖くて、
'' 普通に勉強出来てます ''
と、嘘ついた
父親からは、特に何もされなかった。
中三に上がったタイミングで、
もう嫌になった
こんな家も、学校も、友達も、
何も上手くできない、自分のことも。
夜中、父親が酒を大量に飲んで、死んだように眠っていた。
その間に、スマホと、財布にお金を詰められるだけ詰めて、
家を出た。
もう帰ってくる気なんてなかった。
夜中のくらい道を、
とにかく、何かから逃げるように走った。
もう何も考えたくなかった。
しばらく走って、見覚えのある、目的地に着いた。
インターホンを、強く押した。
早く、助けて欲しかった。
ドアが開いて、伯母さんが出てきた。
俺の姿を見るなり、すぐに家の中に入れて、鍵を閉めてくれた。
日にちが変わったことにも気づかずに、
今まで我慢してきたものを、全て伯母さんにぶつけた。
伯母さんは、
'' 頑張ったね ''
と、泣きじゃくる俺の背中をさすって、
落ち着くまでそばにいてくれた。
幾分か、気持ちが楽になった。
そこからは、伯母さんの家に住んだ。
学校には、もう行きたくなかった。
伯母さんにそう言ったら、
無理して行く程のものじゃないと、
俺の事を応援してくれた。
伯母さんは、カフェを営業していた。
だから、学校の人達が来ない、平日の昼間だけ、俺も店を手伝った。
気が付けば、父親からも、何の連絡も来なくなった。
mikoto
mikoto
mikoto
suchi
いつも頑張っている伯母さんに、ケーキをプレゼントしようと、
街中を歩いているときだった
いきなり、知らない男の人に、声を掛けられた。
聞いてみると、芸能事務所の人らしく、
新しいモデルを探しているとの事だった。
でも、俺はそういうのに興味がなかったから、一度は断った。
でも、しつこく誘われて、名刺だけは受け取ってしまった。
家に帰って、
伯母さんに相談した。
伯母さんは、
'' 好きなようにすればいい ''
と言った。
やってみようと思った。
俺はΩだけど、
みんなと同じになりたいと思って、
モデルになろうと思った。
すぐに事務所に電話した。