/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
部活
私たちは、いつもの教室でフルートを吹いていた
────奏斗が見えるあの教室で
彩希
1回休憩しない？
夢
そうだね
あっ、彩希
あっ、彩希
彩希
どうした？
夢
私さ、今日急いで帰らなきゃ行けなくて…
先に帰っちゃうけどいい？
ごめんっ！
先に帰っちゃうけどいい？
ごめんっ！
彩希
全然いいよ
夢
ありがとー
彩希って本当 女神だよね
彩希って本当 女神だよね
彩希
wwありがと
彩希
(あー1人か…)
彩希
(奏斗、まだやってるのかな？)
彩希
(あれ？いない…)
奏斗
彩希
彩希
えっ？
あっ奏斗！
あっ奏斗！
奏斗
そんな驚く？w
彩希
そりゃ驚くよ
奏斗
てか、夢は？
彩希
あー、用事があって、先帰った
奏斗
そっか
俺、今日1人だから一緒に帰らない？
俺、今日1人だから一緒に帰らない？
2人で…？ 私は自分の気持ちが分からない
彩希
彩希
…いいよ
奏斗
じゃ、行こ
2人の時間 2人しかいない道
私と奏斗の会話は途切れる事はなかった
奏斗
それで、こうなったんだよ
彩希
そうだったんだwww
奏斗
あ、そう言えば今度の持久走のペア決まってる？
今度 持久走がある 男女でペアを組むと 言われていた
彩希
あっそういえば
まだ決めてない
まだ決めてない
奏斗
もしよかったら、俺とペア組まない？
速さとかも一緒だし
速さとかも一緒だし
────そんなの嘘だ 奏斗は私より足が速い
彩希
彩希
いいよ
奏斗
ありがと
もう…2人きりの時間が終わる
奏斗
彩希こっちだっけ？
彩希
あ…うん、そうだよ
奏斗
じゃ、明日な
彩希
うん、バイバイ
2人きりの時間が終わってしまった…
持久走当日
奏斗
彩希、頑張れよ
彩希
う…うん
奏斗
そんな緊張するなよ
彩希
だって…
奏斗
めっちゃ応援してやるよ
彩希
え…恥ずかしいからやめて
奏斗
wwまぁ、がんばれ
彩希
うん、頑張るよ…
よーい
パンッ!
────始まった
奏斗に ────がんばってる姿を見せたい
奏斗
彩希、頑張れ!!
奏斗… 応援しないで… もっと胸の鼓動がはやくなる
私は1.5km完走した
彩希
はぁ…はぁ…
奏斗
おつかれ
速いじゃん
速いじゃん
彩希
そんなこと…ないよ
奏斗も…頑張れ
奏斗も…頑張れ
奏斗
頑張るよ
彩希
応援してるよ
奏斗
あ…ありがとう
よーい
パンッ!
────始まった
彩希
奏斗！頑張れ！
夢
頑張れー
夢
いい感じじゃんw
彩希
ちょっとw
女子B
奏斗くん頑張れーー！！
彩希
……
夢
彩希…
もっと、応援して！
もっと、応援して！
彩希
う、うん！
奏斗の走ってる姿はいつもと違って 真剣に 少し緊張してる顔 辛そう でも 前を向いて
走ってる
彩希
奏斗…頑張れ!!
────目があった…
奏斗は私に笑顔で振り向いた
────ドクン ドクン ドクン またあの感覚
奏斗は走り終わった
奏斗
はぁ…はぁ
彩希
おつかれ！
奏斗
疲れた
彩希
速かったよ
奏斗
…ありがとう
バタッ 奏斗はコンクリートの上に寝転んだ
奏斗
あー疲れた
奏斗
あ、彩希
彩希
んー？
奏斗
ペア組んでくれてありがとな
奏斗は起き上がって あぐらをかきながら笑顔で そう言った
こうして もう1つの青春が終わった
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ