テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
文化祭の脚本を作っていく
ちぐさ
俺は元々演劇とか興味あるから
この時間が凄く楽しい
ちぐさ
クラスのみんなのセリフは
大体決まった
ちぐさ
残ってるのはけちゃと俺のセリフ
この2人のセリフは俺の完全なアドリブ
けちゃを堕とす為に試行錯誤する
ちぐさ
セリフを書いている手が止まる
ちぐさ
ちぐさ
この気持ちに嘘はない
まぜたんは大切な友達だから
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
これが悪いことだとしても
正々堂々アピールしたい
ちぐさ
…そんな俺の最後のわがまま
文化祭までは毎日居残りしてセリフを書き上げる
今日もある程度進めて
俺は帰ろうと靴箱に来た
その時
けちゃ
ちぐさ
後ろから声をかけられた
けちゃ
ちぐさ
俺はけちゃにそのまま抱きつく
けちゃ
そう言って俺の頭を撫でてくれるけちゃ
ちぐさ
大好きな人に頭を撫でられる
この幸せも
俺はけちゃに教えてもらった
ちぐさ
けちゃ
俺の最初は
全部がけちゃだった
けちゃが俺の全て
ちぐさ
けちゃ
ちぐさ
けちゃ
ちぐさ
俺の全ての人には
俺以外の全てがある
ちぐさ
この胸のチクチクも
ぎゅうって締め付けられる痛みも
けちゃに教えてもらったモノ
ちぐさ
けちゃに貰ったモノは
全部大切にしたいけど
この痛みは
どうやら大切に出来なさそう
ちぐさ
けちゃ
ちぐさ
けちゃ
けちゃ
そう言って笑う俺の好きな人
けちゃ
ちぐさ
ちぐさ
最高の日になるかどうかは
まだ誰にも分からない
まぜ太
あっきぃ
ぷりっつ
あっきぃ
まぜ太
ぷりっつ
まぜ太
あっきぃ
まぜ太
ぷりっつ
まぜ太
あっきぃ
あっきぃ
まぜ太
あっきぃ
ぷりっつ
まぜ太
あっきぃ
まぜ太
ぷりっつ
ぷりっつ
まぜ太
あっきぃ
まぜ太
そんなことは既にわかってる
もう宣戦布告もされたし。
だからこそ焦ってしまう、
誰にも取られなくないから、
まぜ太
あっきぃ
ぷりっつ
まぜ太
文化祭はもう明日ー。
そして文化祭当日ー。
ちぐさ
俺は楽屋袖である人物を待つ
けちゃ
ちぐさ
ちぐさ
そう言って後ろを振り返った時
ちぐさ
目の前に居たのは
けちゃ
俺の本物のお姫様だった
ちぐさ
ちぐさ
ピンクの長い髪はハーフアップにされていて
可愛らしいティアラを乗せている
淡いピンクのふんわりとしたドレスも
とても可愛らしい
メイクも少ししていて
薄いピンクのリップで
ちぐさ
けちゃ
今にもキスしたくなるくらい可愛い
ちぐさ
けちゃ
ちぐさ
ちぐさ
けちゃ
そう言って頬を赤らめているけちゃも
堪らなく愛おしい
ちぐさ
けちゃ
ちぐさ
けちゃ
ちぐさ
ちぐさ
けちゃ
ちぐさ
そして舞台の幕が開ける
白雪姫のお話も終盤へと差し掛かった
残るは王子と姫のキスシーン
白雪姫の一番の見どころだ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
そう言って寝ている白雪姫に顔を近づけた時
あっきぃ
ちぐさ
ぷりっつ
ちぐさ
同じくドレスを着た
あっきぃとぷりちゃんが居た
ちぐさ
あっきぃ
ぷりっつ
ちぐさ
ちぐさ
俺は少し混乱しつつも
役に入りきる
ちぐさ
ちぐさ
そう言った時
あっきぃ
ぷりっつ
ちぐさ
2人が見ている方を見ると
まぜ太
ちぐさ
同じく王子様衣装…
でもなんでもない普通の制服を着た
まぜたんが立っていた
ちぐさ
ちぐさ
まぜ太
ちぐさ
そのくらいいつも通りのまぜたん
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
まぜ太
ちぐさ
まぜ太
まぜ太
ちぐさ
まぜ太
まぜ太
ちぐさ
まぜたんが俺を真っ直ぐ見つめる
まぜ太
ちぐさ
まぜ太
ちぐさ
ちぐさ
まぜ太
まぜ太
ちぐさ
そう言われて後ろを振り返ると
ちぐさ
あっきぃ
ぷりっつ
眠っていたはずのけちゃが起きていた
もうこうなってしまったら
劇でもなんでもない
俺は周りの目は気にせずに
想いを伝える
ちぐさ
けちゃ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
ちぐさ
けちゃ
けちゃ
けちゃ
けちゃ
けちゃ
けちゃの顔を見て
次の言葉が自然と予想がつく
けちゃ
けちゃ
けちゃ
けちゃ
けちゃ
けちゃ
けちゃ
けちゃ
ちぐさ
涙で視界がぼやけてくる
ぷりっつ
あっきぃ
ちぐさ
2人が俺の腕を引き
舞台袖に連れて行ってくれる
ちぐさ
ちぐさ
舞台袖に着くと
さらに我慢していた涙が込み上げてくる
ちぐさ
ぷりっつ
あっきぃ
2人が俺を優しく抱きしめてくれる
ぷりっつ
ぷりっつ
あっきぃ
ぷりっつ
あっきぃ
ちぐさ
あっきぃ
ぷりっつ
ちぐさ
ちぐさ
改めて実感した
まぜたんの本気さ
王子服の俺なんかより
100倍かっこよかったまぜたん
きっとけちゃがどこに居ても
まぜたんは駆けつけるんだろうな
ちぐさ
俺の初恋は終わってしまった
だけど
これから先もけちゃのことは
1番大切だろうし
きっとすぐにはこの想いも消えない
これからは
けちゃの大切な友達として
隣に居続けるつもりだ
ぷりっつ
あっきぃ
ちぐさ
ぷりっつ
あっきぃ
俺らは3人で肩を組みながら
ご飯屋と向かった
けちゃ
まぜ太
あの後、無理やり劇を終わらせて
やっと教室に戻ってきた2人
けちゃ
まぜ太
けちゃ
まぜ太
けちゃ
まぜ太
けちゃ
まぜ太
けちゃ
まぜ太
けちゃ
まぜ太
まぜ太
不器用なその言葉が
僕の心を温かくする
けちゃ
まぜ太
けちゃ
そう言うと
まぜちは少し微笑んで
まぜ太
そう返してくれた。
主
主
主
主
主
主
主
コメント
5件
時差コメ失礼します!面白すぎて終始ドキドキしてました🫣💞冬恋編、めちゃめちゃ楽しみです✨待ってます!
めちゃ素敵すぎましたー!✨ けちゃくんがまぜ太くんを選ぶ場面もあきぷりがちぐさくんを慰める場面もどの時でもたくさんの感情で溢れててほんとに素敵すぎるお話でした✨