海
海
あ!先生おそいぞ〜
仁
仁
今日はやけに早いじゃないか
海
まーね!
海
海
これ、あげる
仁
コーヒー?
先生と呼ぶようになった日から毎日
あいつは俺よりも早く来てコーヒーを用意し
下手くそなピアノを弾きながら待っている
そして勉強が終わると
外が暗いからと理由をつけて
車で家まで送る
そんな毎日を繰り返すと共に
俺にとって特別な存在へと変わっていった
海
ねえ先生
仁
ん?
海
海
先生が私の先生だってことはわかってるけど
海
海
私、先生が好き
仁
海
海
やっぱだめ…だよね…!
海
ごめん忘れて…!
海
じゃ、今日もありがとね!
仁
仁
待てよ
海
仁
俺はお前の教師だ
仁
正しいことを教えなきゃいけない
仁
仁
でも、やっぱ無理だわ
海
え?
仁
俺もさぁ、お前のことが好きなんだよ
仁
教師が生徒を好きになるなんてだめだってわかってるけど、
仁
そう簡単にやめらんねーよ…
海
仁
なぁ、海
仁
俺と付き合うってことは、それなりにリスクがあるってことはわかるな?
海
海
うん
仁
我慢してもらわなきゃいけないことも沢山あるんだ
仁
仁
それでも構わないなら、俺のそばにいてくれ
海
海
うん…!!!
仁
うわっ…!
仁
急に抱きつくなよ笑
海
嬉しくて…笑
仁
こーゆうのも、やったらだめなんだからな?
海
ごめんなさい…
仁
謝んなって笑
仁
ほら、こいよ
海
え…?
仁
誰も見てなきゃいーんだよ
仁
車の中なら邪魔されないしな
海
!
海
やっぱ車さいこー!!
仁
ははっ
仁
そーだな!







