ラムリ
主様♪おかえりなさい。今日もお仕事お疲れ様です。

主
ただいま。ラムリ。

ラムリ
今日は、嫌なことありませんでしたか?もし、辛いことがあったらすぐに僕のところに来ていいですからね。主様のためなら僕なんでもしますから。

主
あっ、ありがとう。

ナック
ラムリここにいたのですね。

ラムリ
ゲっ、ナック…。

ナック
先程頼んだ掃除がすんでいませんがって、これはこれは主様。お戻りになられていたのですね。今日も一段とお美しく、野に咲く1輪の花のように可憐でございますね。

主
大袈裟だよ/////

ナック
大袈裟などではありません。主様は本当にお美しくて優しくて、素敵な方です。このナック、主様のためならば、どんな業火の中であろうと命に変えてもお守りいたします。

ラムリ
うっざ。
主様。ナックなんかほっといて、一緒にお庭にお散歩しにいきませんか?今、すごく綺麗な花が見られるところがあるので僕が案内しますよ。

そういい、私の手を引くラムリ。私は少し強引なラムリに困っていると
アモン
主様。おかえりなさいっす。

主
ア、アモン。ただいま。

ラムリ
あっ、ローズくん。ちょうどいいところに♪これから、主様をね、お庭に案内しようとしてたところなんだ。ローズくんが今、力を入れて育ててるって言ってた薔薇の花を見てもらおうと思ってさ♪

ナック
ラムリ。あなたは、まだ終わっていない仕事があるでしょう。先にそちらを終わらせてからですよ。

ラムリ
んぐぐぐ...。ナックのくせに。

ナック
さぁ、ラムリ仕事に戻りますよ。
では、アモンくん、主様のことはアモンくんにお任せしますね。
主様もどうぞ、屋敷にいる間はごゆっくりお過ごしくださいね。私とラムリで屋敷の中はいつでも綺麗にしておりますので、ご安心ください。

主
うん。いつもありがとうね。

ナック
もったいなきお言葉ありがとうございます。麗しの主様。

ラムリ
主様ごめんね。僕、仕事に戻るからお庭案内できないけど、次は絶対に一緒に見に行きましょうね♪だから、今日は、ローズくんに主様を譲ってあげます。でも、主様がお庭から戻ったら、ゆっくりくつろげるように、お部屋は綺麗にしておきますからね。その時はいっぱいおしゃべりしましょうね。

主
うん。

そして、ナックとラムリが行ってしまったあと、アモンと2人きりになった主。
主
えーと…。

アモン
俺がいない間、主様はラムリさんとお庭に行こうとしてたみたいっすね。

主
拗ねてる?

アモン
別に拗ねてなんかいないっすよ。
ただ、あの薔薇だけは、俺が一番に主様にお見せしたいと思って育てていたので、なんかそれをラムリさんと一番に見ようとしてたのを知って悔しくなっただけっすから。

主
やっぱり、拗ねてるじゃん。

アモン
拗ねてないっす。

明らかに不機嫌そうなアモンになんて、声をかけたらいいか迷う主。
アモン
子供っぽいすよね。こんな、主様を困らせて。すみませんっす。主様は今日この後はご予定はありますか?

主
ないよ。だから、アモンと一緒にいれるよ。

アモン
それなら、これからお庭を散歩しに行きませんか?ぜひ、主様に見てもらいたい薔薇があるんすよ。

主
うん。見てみたい。

アモン
やっぱり、主様は笑ってる顔が一番可愛いっす。世界で一番可愛い俺の主様。

主
アモンったら////

アモン
照れた顔も可愛いっすよ。

主
もう/////

そうやって冗談めいた会話をした後、アモンに庭へと連れて行ってもらい、例の薔薇をみせてもらった。
主
青い薔薇?!綺麗。

アモン
ほんと綺麗っすよね。ちなみに青い薔薇の花言葉は「夢叶う」、「希望」、「神の祝福」っす。昔は、青い薔薇は不可能とされていた時代もあるっすから、その時は「不可能」、「存在しない」って意味もありましたが、奇跡的に生まれた青い薔薇を後の人が、「希望」と呼んだんっすよ。

主
そうなんだ。本当に神秘的で素敵なバラね。

アモン
主様にこのバラを贈るっす。

主
え?

アモン
主様は俺たち執事にとってたった一筋の光。つまり、希望なんすよ。そして、いつも頑張られている主様の夢が叶うように神の祝福が受けられるようにこの花を贈りたいんっす。

主
アモン…。ありがとう。大事にするね。

そう微笑むと、アモンから1輪の青い薔薇を受け取る。その薔薇の美しさと優しい香りにアモンから自分はどう思われているのかを改めて感じ取る主。
主
大好きだよ。アモン。

アモン
俺もっすよ。〇〇さん。

誰が聞いているかわからない屋敷の庭の一角なのに、自然と言葉がでてしまう主とアモン。
アモン
(このまま時間が止まればいいのに…。そうしたら、主様ともっと一緒にいられるっすのに。)

主
(このまま時間が止まってくれたら、もっとアモンと一緒にいられるのに。)

主
はぁ…。

アモン
主様?

主
ごめん。なんでもないの。ただ、この時間が止まったらなぁって。なんか、寂しくなっちゃって。

アモン
同じこと考えてましたっす。
やっぱり、俺と主様は通じあっているんすね。

主
うん。嬉しい。同じ気持ちでいてくれたんだね。

アモン
当たり前じゃないっすか。俺は主様の…いや、〇〇さんの彼氏なんすから。

主
うん/////

主
(改めて言葉で彼氏だって言われるとドキドキしちゃうな/////)

アモン
また、お顔が赤くなってるっすよ。照れてる主様は本当に可愛いっすね。俺だけの主様。

主
///////

アモン
(本当〇〇さんは可愛っす。他の執事が〇〇さんを狙うのも無理ないっす。でも、絶対に〇〇さんだけは譲らないっすけどね。)

主
アモン。また、何か悪いこと考えてない?

アモン
考えてないっすよ。主様は、疑り深いっすね。

主
そう。ならいいんだけど。

アモン
主様こそ、あんまり他の執事と仲良くしすぎてると、俺、この間の先以上のことしちゃいますからね。覚悟するっすよ?

主
ア、アモン/////それは、また今度ね。

アモン
今度ならいいんすか?!/////

主
う、うん...////
だって、付き合ってるわけだし…/////
その、そういうこともアモンしたいかなって////

アモン
(やばっ、もう今すぐにでも抱きたいっす/////でも、焦っちゃダメっすね。ここは、大人な男のふるまいをしなきゃ。とりあえず、冷静に。)

アモン
待ってるっすよ。主様がその気になるまで。

主
う、うん/////

恥ずかしくて俯く主を微笑ましそうにみつめるアモン。果たして、2人は、次は大人の階段が登れるのだろうか。次回へ続く。
ラムリ
主様遅いなぁ〰️。ローズくん、あの薔薇見せに行ったのかな〰️。僕が案内したかったなぁ〰️。

ナック
ラムリ、手が止まっていますよ。口より手を動かしてください。

ラムリ
は?うざっ。さっきから綺麗に磨いてるっての。ナックこそ、主様と2人きりになろうとしてたくせに。

ナック
そんなことありませんよ。私は、あくまで主様に快適な時間と空間をこの屋敷で、お過ごしになって頂きたいと思っただけですから。

ラムリ
あっそ。別に聞いてないし。
