この作品はいかがでしたか?
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青
桃
青
青
さっきまでの穏やかな時間が嘘みたいだ
ももくんはと言うとわずかに眉間に皺を寄せていた
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃くんは俯いて、
途切れ途切れになりながらも話してくれた
青
そうこうしている間にも彼らの声は聞こえてきた
あまり前を通りたくはないが
ゴミ捨て場までの道はここしかないから仕方がない
モブ1
モブ1
モブ
モブ3
モブ3
モブ
モブ
不良3人が廊下にいると
悪い空気があからさまに漂っていた
思わず怖さに身じろいだその瞬間
ぱっと、モブくんがこちらを向いた
いや、正しくは僕の横にいる桃くんに...
モブ
桃
タイミングよく
八つ当たりできそうな人を見つけた、
と言うように彼は笑った
けれど、明らかに嫌そうな顔をした桃くんに腹が立ったのか
モブくんは舌打ちをしてからこっちにどんどん近づいてきた
青
桃くんは怯えている僕に気づき
桃
といった
先に帰れってことだろう...
青
僕が戸惑っていると
桃くんはこれでもかってくらい低い声と怖い顔つきでささやきた
桃
青
その迫力に押されて思わず頷いてしまった
僕は戸惑いながらもその場から立ち去ってしまった
青
何より、桃くんを置いて言ってしまった罪悪感で胸はいっぱいだ
いくらなんでも、このまま見過ごす訳には行かない
青
僕はそっと階段の影に隠れ座り込んだ
廊下に響くモブくんの声に耳を澄ませる
僕なんかがいっても足を引っ張るだけだってわかってても
僕にだって助けを呼ぶことぐらいはできる
しんとした廊下は呼吸音さえ邪魔になるほど張り詰めていた
モブ
モブ
モブ
桃
桃くんはまだ一言も発していない
僕は怒りで頭がどうにかなりそうだった
モブくんが何を言っているのかが分からない
勝手な先入観で桃くんのことを悪く言って
汚い言葉の暴力に僕は思わず耳を塞ぎたくなった
モブ
モブ
桃
モブ1
モブ3
モブ3
モブ
モブ
モブ
そう言い終わったあと、モブくんたちの声は段々と聞こえなくなって言った
あまりな言葉のショックで体が動かない
僕はひざに顔を埋めて俯いた
そのままうずくまっていると、
うっすらと誰かの気配を感じた
青
桃
桃
桃
僕はその瞬間、何故か目頭が熱くなった
青
青
桃
桃
青
桃
桃くんは困ったように笑って
僕の肩をポンと叩いた
困らせているって分かっていても
納得いかないよ...っ
あんな一方的な八つ当たり...っ
許せないよ.....ッ
青
青
桃
と、桃くんが小さく呟いた
また変なとこで切ってごめん😭 𝕟𝕖𝕩𝕥➯➱➩2000
コメント
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続き待ってます