俺の名前は及川徹
青葉城西高校3年バレー部キャプテン
俺には皆には言っていないある秘密がある
それは
『未来予知』の能力
何も産まれた時からあった訳じゃない
この能力は突然開花した
5歳ぐらいの時急に目の前がバチっとなりそしたら鉄骨が落ちてくる光景を見た
怖くなって一旦止まったら目の前に鉄骨が落ちてきた…
その時は何が起きたか分からなくて余計怖かった…
でもまた少し経ったある日また同じ事があった
その日は岩ちゃんの家で遊ぶ約束をしていたから岩ちゃん家に行く途中に起こった…
曲がり角を曲がろうとした時にまた目の前がバチっと光った…
その瞬間信号無視の車に轢かれる光景だった
また怖くなって止まった瞬間信号無視の車が通った…
その瞬間俺は分かった…
前見た光景と今見た光景は全て先に起こる事だった…
だから俺は分かった…
今のは未来予知だと…
その事を両親に言ったら両親は膝から崩れ落ちた…
『どうしたの?』と聞くと両親は言った…
『その能力を持つものは世界に数人しか居ない…』
『確かにその能力は凄いし危ない事から逃れられる…でもね…その能力にはあるデメリットがあるの…』
『デメリット?』
『えぇ…』
『一体なんなの?』
『それはね…人より少し寿命が少なくなるの…』
『え…?』
『どれくらい短くなるの?』
『大体の人の寿命は80歳を超えてるわ…』
『でもその能力を持つ人の寿命は大体30歳前後までしか生きられないの…』
『そんな…』
『だから後悔ないように生きるのよ…』
『…うん』
その言葉を聞いた瞬間は絶望しか無かった…
でも…母さんの『後悔ないように生きる』言葉通りに生きようと思った…
皆を悲しませたくないからこの事は言わないようにした…
人より少し少ない人生だからこそ…
人の為に生きて、後悔ないように…生きよう…
コメント
2件
ほんっっっっっっっっとにこのお話大好きですぅ!!!!!!
面白いです 及川さん良いですよね!!