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信者達の暴走         桶川会とアカゲ教団

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信者達の暴走 桶川会とアカゲ教団

1 - 信者達の暴走 桶川会とアカゲ教団

♥

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2021年01月22日

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主人公(高橋優仁)

ここで今夜緊急集会が始まるのか

弓長 ハル

そうだね

蔵重 ミズキ

人がいっぱい居るわね

弓長 ハル

ん?この匂い
お香の匂い?

主人公(高橋優仁)

あ、本当だ。

その時、ステージから声がした。

それまで鳴っていたの音が急に止み、五十川とミツヒロが壇上に上がる。

信者達が集まり、一斉に注目する。

(ついにミツヒロも堂々と表に出てきた……)

(やはり、これまでとは違うって事か?)

壇上の後ろに垂れ下がっている赤い垂れ幕。

そこに描かれている目を模した教団のマークが、より一層怪しく見える。

五十川

今日は急な集会にも関わらず、集まって頂きありがとうございます。

五十川

裏切り者の久田は、さっそくアカゲ様の力によって罰が与えられました。

ミツヒロ

今、教団は急成長している!それは信者の皆の成長でもある!

ミツヒロ

むしろ、皆の成長があるからこそ、教団が成長できているのだ!!

場内からも悲鳴に似た歓声が沸き起こる。

さすが、ミツヒロだな。人を惹きつける力を感じる。

五十川

・・・しかし成長しているからこそ、それを良く思わない悪魔もいます。

五十川

そして、その悪魔たちは我々を邪魔して来るでしょう

五十川

今が大事な時期なのです。

五十川

この試練を乗り越え、皆で幸せになりましょう!アカゲ様とともに!!

信者たち うぉおおーーっ!!

五十川もうまく信者達を煽ってる。

ミツヒロ

ここに・・・・・・捕らえられた悪魔がいる!!

主人公(高橋優仁)

え、それってまさか・・・・・・!?

俺の胸中に再び、嫌な予感が沸き起こる。

蔵重 ミズキ

あ、後ろの垂れ幕が落ちた。

そこには、手足を縛られ猿ぐつわをされたヤクザの男がいた。

ヤクザ

んんーっ・・・・・・んっー

主人公(高橋優仁)

やっぱり奴はセミナーにいたヤクザだ

五十川

悪魔には、死あるのみ!!

信者たち ・・・・・・殺せ、殺せ・・・・・・殺せっ!殺せえっ!殺せえええーーっ!!!

1部信者たちから始まった、「殺せコール」が、一瞬にして会場中に広まる。

弓長 ハル

なんかまずくない?すぐにでも殺りそうな雰囲気だよ

主人公(高橋優仁)

どうすれば・・・

ミツヒロ

アカゲ様に歯向かった報いを受けよ!

次の瞬間、ミツヒロがヤクザの男の胸をナイフで一突きにする。

ヤクザ

ううーっ!?

主人公(高橋優仁)

あっ!?

蔵重 ミズキ

もう無理ね

弓長 ハル

助ける隙なんて全然なかった

信者たち うおおっ、アカゲ様あああーーーっ!!!

弓長 ハル

まずいね、こいつらどんどん暴走してる。

主人公(高橋優仁)

これ以上ここに居るのは危険だ。退却しよう。

蔵重 ミズキ

そうね

弓長 ハル

東方先生はどうする?

主人公(高橋優仁)

連れて帰る。こんな所に残して行けない

俺は人混みをかき分け東方先生の所へ向かう。

主人公(高橋優仁)

東方先生!!

東方 ユウキ

・・・高橋先生!

東方 ユウキ

ね、ねぇ・・・・・・あの人、本当に殺されたの?

東方 ユウキ

なにか、演出のようなものじゃなく?

・・・流石に東方先生も戸惑ってるな

主人公(高橋優仁)

殺されたよ

東方 ユウキ

どうして・・・

主人公(高橋優仁)

東方先生ここを出よう

東方 ユウキ

で、でも・・・

その時、五十川の声が場内に鳴り響いた

五十川

皆さん!!
まだこの中に悪魔と魔女がいます!

主人公(高橋優仁)

えっ!?

ミツヒロ

・・・そこだっ!!

ミツヒロが俺とハルとミズキを指差す。

周りの信者が一斉に注目する。

蔵重 ミズキ

まずいわね

弓長 ハル

ちょっとぉ!東方先生、チクったの!?

東方 ユウキ

違う・・・私はそんな事・・・!

蔵重 ミズキ

じゃあ、なんでバレたの?

東方 ユウキ

私じゃ・・・

主人公(高橋優仁)

大丈夫。俺は東方先生を信じる。

東方 ユウキ

・・・高橋先生

(とりあえず、東方先生はターゲットじゃないみたいだな)

蔵重 ミズキ

ね、どうするの?

弓長 ハル

逃げよ

<選択してください>

A:そっと東方先生から離れる

(ターゲットじゃないなら、無理矢理巻き込まないほうがいいな)

主人公(高橋優仁)

・・・3人で逃げよう。

蔵重 ミズキ

ええ

弓長 ハル

わかった

俺は、ハルとミズキに小声で伝え そっと東方先生から離れる

東方 ユウキ

・・・

主人公(高橋優仁)

(俺の気持ちが伝わったのかな?)

主人公(高橋優仁)

(なんか、東方の目差しが優しくなった気がする)

俺達を、信者たちが遠巻に囲む

主人公(高橋優仁)

・・・いいか、俺が合図したら出口に一気にダッシュするんだ

弓長 ハル

分かった

・・・3、2、1

主人公(高橋優仁)

・・・行くぞっ!

弓長 ハル

キャッ!

蔵重 ミズキ

キャッ!

主人公(高橋優仁)

クソっ!駄目か!

駆け出す俺たち。だが、すぐに信者たちに捕らえられてしまう

信者1

魔女・・・魔女だ!!!

信者2

正体を現せ!魔女め!

10数人の信者の男達がハルとミズキの手足を引っ張り、彼女達の体をベタベタと触る。

弓長 ハル

ちょっ!?どこ触ってんの!?

蔵重 ミズキ

んん・・・

主人公(高橋優仁)

ハル!ミズキ!

主人公(高橋優仁)

クソっ!離せ!!!

俺は別の信者達に羽交い締めにされ、身動きが取れない

五十川

魔女2人の服を剥いで、裸にしなさい

信者達が2人の服に掴みかかる。

弓長 ハル

きゃー!

蔵重 ミズキ

きゃー!

2人の服は破られる勢いで脱がされていく。

ミツヒロ

はりつけにしろ!

信者達が、テーブル2つを持ってくる

ハルとミズキはそこに大の字に寝かされ、手足をテーブルの脚にくくり付けられる。

蔵重 ミズキ

くっ!

弓長 ハル

や、やめてよぉ・・・変態!!!

主人公(高橋優仁)

何をする気だ!?

五十川が俺の前に来る

五十川

あなたの目の前で、あの魔女2人に強制儀式を施します

五十川

言ってる意味分かりますよね?ふふふふ…!

主人公(高橋優仁)

な・・・・・・・・・に・・・・・・?

弓長 ハル

ちょっ、パンツ丸見え・・・恥ずかしいよ

蔵重 ミズキ

や、やめて

五十川

皆さん!この特別なハケで聖なる液を魔女達の体に塗りなさい!

ミツヒロ

魔女の正体を暴くのだ!

信者達がバケツとハケを持ってくる。

主人公(高橋優仁)

バケツだって、そこら辺に売ってるただのバケツじゃないか。

主人公(高橋優仁)

液だって、ただのローションだろ?

五十川

いいえ、あれは聖なるお香を液状化したものです。

主人公(高橋優仁)

なに・・・?

五十川

さて、どうなるでしょうね

ハケを手にした信者がハルとミズキに群がる

弓長 ハル

ちょっ!何!?

弓長 ハル

いや、なんかキモい・・・。胸に垂れてっちゃうよ・・・

続いてミズキの太もも全体に塗りたぐられる。

蔵重 ミズキ

んっ、なんか下半身が変な感じ・・・
おかしくなりそう・・・。

五十川

ふふっ、良い感じですね
では、全身に塗りなさい!

弓長 ハル

お願い・・・。そこはやめて・・・。

主人公(高橋優仁)

(くそっ・・・何もできないで、見てる事しかできないなんて・・・)

その時、突然。入口の方から銃声が聞こえた。

五十川

な、なんだ!?

牛瓦 猛

動くな。騒ぐな。言う事聞かねぇ奴は殺すぞ。

五十川

何故奴がここに・・・?!

ドアが開き、牛瓦と桶川会の組員がなだれ込んでくる。

ミツヒロ

ひるむな!数はこちらの方が多い!

信者達 おおぉぉぉー!!!

主人公(高橋優仁)

(組員は10人か、数は勝ってるがこっちは素人だぞ。)

主人公(高橋優仁)

(それに、向こうは全員銃を・・・)

組員が弾を数発発射する。

信者1

ぎゃあっ!?

腕を抑える信者。

(撃った・・・!)

牛瓦 猛

お前ら、本気で桶川会とかまえるのか?

(牛瓦の凄みで、信者達の動きが止まった?)

ミツヒロ

何をしている!!かかれ!!!

牛瓦 猛

かかって来てもいいが、命の保証はないぞ。

続きは次回!!

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