私と弟の再会まで＿＿

「私と弟の再会まで＿＿」

⚠️虐待、暴力表現⚠️

虐待を受けていたあの頃。

私には弟が居た。

弟は大好きだし、

大切だけど、

家庭環境は良い所ではなかった。

毎日殴られて、

蹴られて、

そんなの、

私ならいくらでもやっていいから、

だから弟だけは、って

弟の身代わりになってた。

弟が怪我したら手当てするし、

寒かったら自分の上着や、

そこら辺にあったマフラーを巻いてあげたり。

別に嫌じゃなかった。

自分で望んだ事だし、

弟が無事なら、

それでいい。

そしてあの日。

私は弟を逃がした。

私と弟の記憶はここで終わり。

私は弟を窓から逃がした。

今でも、

弟は大丈夫かな、

幸せかな、って

考える時がある。

その後も、

虐待は続いた。

ころちゃんが居なくなってから、

今までの何倍も、

辛いと感じる様になった。

私の人生に、

『しあわせ』

なんて言葉は、

存在しなかった。

そして今＿＿

私は体を売って稼いでいる。

そこそこ美人だし、

誘惑すればみんな相手してくれた。

ほら、

こうすればみんな来てくれる。

おかげでお金には困ってない。

たまに払わないやつも居るけど…

まぁ、大体の人が払ってくれるし

そこは大丈夫。

そしてある日。

私はそこら辺を歩いていた。

特に意味はない。

ただ暇だっただけ。

そこでこんな事になるとは思わなかったけど。

こいつも誘惑すれば稼げるかな…

予想外だった。

こんな事に勧誘されるなんて。

知らないなぁ…

こういうお姉さんは大体、

こう言えば来てくれるからな、

正直このやり方はSTPRの人を餌にするみたいで、

好きじゃないけど…

やっと諦めてくれたかな…

ここまで言って嫌と言う人は滅多に居ないぞ…！

この人ならいいかも知れない…！

まだ諦めてなかったの…？

…もういいや、面倒くさくなっちゃった。

見学だけ…見学だけだから、