京都に着いたとたん、はしゃぎだしたのは意外な人物だった
黄神
修学旅行!!
紫央
京都!!
黄&紫
やったぁぁぁぁぁぁぁ!!
俺らの先まで早く走っていった2人。るぅととなーくんはキャッキャウフフと飛んで跳ねる
橙樹
生徒会長、、、
青猿
学年2位、、、
ころんの言葉に
紫央
2位は余計
と過剰に反応しながらもるぅと君の手を引くなーくん
紫央
じゃあ清水寺に行こ!
黄神
いや最初は金閣寺って約束ですからね?
紫央
あーそうだっけ?まぁいいや、清水寺行こ←
黄神
人の話聞いてました!?
2人の会話を聞きながらころんに近づく俺
桃谷
、、、んで、言うかどうか決めた?
青猿
、、、、、、うん
少しこわばった顔でこちらを見つめその口で呟く
青猿
、、、るぅとくんにキスの事話す。僕が悪いんだし。ちゃんと謝って仲直りしたい
その目はいつになく真っ直ぐで、強い意志が灯っていた
ころんのそんな言葉に気づかないるぅとは、チラリと彼らの方を見る。
さとみと話ているころんの目に少し不安を感じた。
自分には見せない瞳。
そのことに気づいた瞬間、さとみに嫉妬しているのが分かった。
この思いの心理に気づかないるぅと。そのままの形でころんを見つめていると彼と目が合う
黄神
っ!!
青猿
、、、えっ
パッと目をそらし、顔を抑える
黄神
(何で逸らしたんですか僕、、、)
一方逸らされたころんは
青猿
(るぅちゃんに目逸らされた、、、)
落ち込んでいた←
青猿
(、、、避けちゃダメ。きちんと彼と話さなきゃ)
”自分の思いを伝えなきゃ”
キッと顔を上げて、はっきり決議する。
ちゃんと話して仲直りしたいと思っているころん。
るぅとも、仲直りしたいと思っていたのだ
黄神
(、、、だけど)
青猿
(んー、なーくん邪魔、、、るぅとくんのそばに行けないじゃん、、、このままじゃ、、、)
”話そうと思ってるのに近づけない”
奥手な2人が考えていることは同じである







