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ピピッピピッ アラームの音が鳴り響く_
〇〇
〇〇
そう思って、電源をつけてメールを開いた。
〇〇
〇〇
嬉しいより驚きの方が強い。
でも、心のどこかでは_ 私の事必要としてくれてるのかな、って 思ってる_。
そんなことない、また裏切られたら辛いから離れたのに_。
〇〇
夜、樹音の家の前に着いた。
〇〇
必要とされて嬉しいけれど、どうせ捨てられんのかなって考えたら憂鬱になる_。
ピンポーン 私は勇気を出してインタホーンを押した
ガチャ と音をたててドアが開いた_
樹音は今日休みだったんだろう_。 グレーのスウェットに黒いTシャツを着ている樹音が目の前にいた。
〇〇
樹音
樹音は何も言わずに私の手を強く引っ張った。
嫉妬とかそういう痛さじゃない。 本当に骨までくるただ痛いだけの痛みだ_
〇〇
樹音
私が声を出しても全く響かない。
ドサッ とベットに押し倒されて
乱暴に、でも慣れた手つきで私の服に手をかける。
〇〇
樹音
私なんて居ないかのように、ずっと手をとめない。
シャツのボタンが全部外れかけたとき、私は樹音の手を振り払った。
〇〇
樹音
〇〇
樹音
ぶっきらぼうに一言だけ言ってまたボタンに手をかける。
でも私もやめない。今日こそは伝える。 そう思ってきたんだから_。
〇〇
〇〇
言いかけたところで、樹音の唇が私の唇を閉ざした。
静かにしろと言わんばかりに深い口付けをしてきた__。
〇〇
〇〇
もう一度、振り払おうと抵抗した_。
そしたら樹音の細いけど男らしい手で私の腕を掴んだ_。
樹音は細い_。けれど所詮は男女だ。 振りほどけない。
また流されるのかな。また、同じ結末になるのかな_。
そう考えると、私の目から雫が垂れた。
〇〇
やだな、面倒臭い女って思われんじゃん。
そう思いながら身を委ねた__。
長い夜が終わって、私が息を切らしながら樹音に問いかける_。
〇〇
樹音
樹音
樹音はそう言ってまた私を押し倒した。
〇〇
〇〇
樹音
樹音がため息ついて、今度は問いかけてきた。
樹音
〇〇
軽々しく言葉にしてるけど、その言葉の意味をわかって言っているのか_。
〇〇
〇〇
樹音
樹音
そういってさっき掴んだよりも強い力で 私の腕を掴んだ。
さっきよりも深くて長い口付けをされる。
まるで逃がさないと言っているかのように。
樹音
そんなこと言って、私ができないことをわかっているくせに。
もういい、そう思って腕の力を弱めた。
けれど樹音はずっと私の腕を強く掴んだまま、自分の欲を満たすために続けた。
もう抵抗しない。
この関係は曖昧で、傍から見たらよくない関係かもしれない。
でも "罪と呼ぶには淡すぎるから" 快楽に身を任せて、続けよう。
結局私は樹音には叶わないな__。