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白石杏

お待たせ、遥!待った?

桐谷遥

ううん、私もさっき着いたところだから
急に呼び出してごめん
あんの好きなアイス頼んでるから

白石杏

ありがとう!
それより何かあったの?遥が私を呼ぶなんて

桐谷遥

それが、、

桐谷遥

、、ということが今日あったんだ

白石杏

それは大変だったね、、

桐谷遥

私、自分なりに役作りしていたつもりだったから
あんなにダメだしされるとは思ってなくて
すごく悔しかったし、どうしたらいいか分からなくて困ってて

桐谷遥

そんな状態で皆に
「遥ちゃんならできるよ!がんばって!」って言われるのは
プレッシャーに感じちゃって、、、

白石杏

そっか、それは辛かったね、、、

桐谷遥

うん、、、
皆は私がなんでも出来るって思ってるんだと思う
私だってできないことはあるのに、、、

白石杏

あのね、その子達は心から遥を応援していると思う
プレッシャーを与えようとはしてないと思うよ

白石杏

そういう風に感じちゃったのは勿体ないと思う
それは遥の受け取り方次第だと思うな

桐谷遥

私次第、、、、

白石杏

うん

桐谷遥

(、、私がカッとなってしまったのは、皆の言葉を
仕事仲間からの言葉として受け取っていて
素直に聞けなかったからなのかも、、、、)

桐谷遥

(プレッシャーをかけていたのは
皆じゃなくて、、自分自身だったんだ)

白石杏

はるかの事皆が
誤解してるなら今から私が説明しに行くよ

桐谷遥

今から!?だ、大丈夫だよ杏
その気持ちだけでも嬉しいから

桐谷遥

話聞いてもらって良かったな
少し元気がでたかも

白石杏

そう、良かったね
また相談事があったらいつでも相談乗ってあげるから

桐谷遥

そんなこと言ってくれるのは杏くらいだよ

白石杏

もちろん友達だから
友達にくらい顔して欲しくないし

白石杏

きっとその子達もそう思ってるんじゃないかな?

桐谷遥

(杏と話していると落ち着くな、
いつもの私に戻れる気がする)

桐谷遥

(、、、私皆には杏と同じようには話してなかったかも
それにあんまり本心も見せたことが無いかもしれない)

桐谷遥

(無意識に壁を作ってたから皆には
私の事がきちんと伝わっていなかったのかも、、)

桐谷遥

(あの時皆は素直に応援してくれたのに
私はそれを受け入れることが出来なかった、、、)

桐谷遥

(皆に謝りたい、、、)

桐谷遥

杏ありがとう
これからどうすればいいのか、見えた気がする

白石杏

そっか、私も応援してるから

桐谷遥

!?もうこんな時間
ごめん遅くなっちゃって
そろそろ帰ろう

白石杏

うん

桐谷遥

今日は杏と話せて良かったよ
来てくれてありがとう

白石杏

舞台上手くいくといいね

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