村山美久
平松尊
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村山美久
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村山美久
平松尊
村山美久
何故だろう
あんなに話しやすかった 平松部長との会話…
今は 喉に物が詰まったように 声を出すのが苦しい
村山美久
平松尊
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村山美久
完璧な完全犯罪
平松尊
村山美久
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村山美久
平松尊
私、あの… ずっと頭の中で 推理していました
あの日
北原先輩 中田先輩 宮地先輩の三人は
最初から 殺される予定… だったのだと思います
藤島先輩は
あらかじめ暗記していた 台本通りに動いただけ
あの別荘は 金田先輩のお父さんの物
金田先輩は犯行現場として 素晴らしい場所を 提供したんです
山の中にあって 電波が無くて 「崖崩れで孤立した」と 嘘をついても
疑われ難い場所
中島先輩…ですか? 中島先輩は…
睡眠薬を藤島先輩に 渡した人物だと…思います
本人も心療内科に 通っていると 言っていました
あの計画には 必需品です
それから
藤島先輩は 自殺ではありません
計画中に私と谷口さんに 疑われた場合…
私達を殺せと 指示を受けていた… と思います
あの時 藤島先輩は 私達にペットボトルの お茶を飲ませました
それから 藤島先輩だけ錠剤を飲んだ
その直後に 藤島先輩は死にました…
普通に考えたら 自殺…ですよね
でも
きっと藤島先輩は 間違った情報を 教えられていたのかと…
つまり
「ペットボトルのお茶に 毒が入っている」
そうです 藤島先輩も お茶を飲みました
だから 後から錠剤を飲んだ
その錠剤を… 「解毒剤」だと 教えられていたから
でも実際は その錠剤こそ毒だった
毒は多分…青酸カリ
ですよね… 高校生に入手できる 薬ではない
でも金田先輩なら 可能だと思います
金田先輩のお父さんは 大学教授で 昆虫の研究をしていると 聞きました
確か昆虫の標本に 青酸カリは使われている
なので… 毒薬は金田先輩が 用意した物だと思います
そして
平松部長は…
この殺人を計画した 主犯格
平松部長は 脚本を書き上げて 演出もした
金田先輩と中島先輩は 演出助手と小道具…
藤島先輩は その脚本を覚えて実行した ただの役者に過ぎなかった
私はそう… 推理…しました
平松尊
村山美久
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平松尊
村山美久
平松部長は 悪戯っぽく微笑むと
私に背を向けて 歩き出した
何となく分かる
きっと明日から 廊下ですれ違っても 目も合わせてくれない
私と 関わらないように するだろう
平松部長にとって この物語の脚本演出は 終わったのだ
それに比べて私は 何の証拠も掴めなかった
それだけではない
初恋もあっけなく 終わりを告げてしまったのだ
谷口瞳
村山美久
谷口瞳
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谷口瞳
村山美久
谷口瞳
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谷口瞳
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谷口瞳
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谷口瞳
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谷口瞳
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谷口瞳
村山美久
谷口瞳
村山美久
谷口瞳
村山美久
押しが強い谷口さんは 何故だか憎めない
今回の事件で 私に少しだけ変化が起きた
まず 少しは話せるようになった
苦い初恋を経験した
そして
大切な友情を 手に入れた
それは良い事かもしれない けど…
村山美久
谷口瞳
村山美久
谷口瞳
村山美久
谷口瞳
村山美久
谷口さんと一緒にいると
平穏な人生と無縁な気がする
おわり
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