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【🥫 ガコンッ】

やっぱり息が詰まるんだよなぁ 、

自動販売機で水を1本購入し、蓋を開け飲んでいたら

𝗧𝗛 .

.... !

重 ッ 、

彫刻科の友人が辛そうな顔で自分の作品彫刻を抱えて運んで出てくる姿が目に入った.

そうだ 、いい事思いついちゃった ~♪

𝗧𝗛 .

、 ㅋㅋ

𝗠𝗝 .

はぁ 、 はぁ....辛ぃ ((泣

サイズの大きい作品を抱えているせいで前が良く見えていないのを確認し、気づかれないよう前に周り込んだ.

ミンジェ (友人)が漸く展示会場に作品を運ぶ用の車の後ろに着きそうな時を狙って

僕は勢いよく大きな声を発して ミンジェ の前に飛び出した.

𝗧𝗛 .

ぅわ ッ !!!!

𝗠𝗝 .

?!

𝗠𝗝 .

うぉ ッ?!

𝗧𝗛 .

あ 、!!

𝗠𝗝 .

、あ''?!!

【グラッ】

驚いた ミンジェ は右側にバランスを崩したことで持っていた作品もグラつき落ちそうになる.

地面はコンクリート 、 落とせば1発OUT. 自分で落としたなら事故だけど、今落としたら僕がおどかしたせいだと気づくと一気に全身の血の気が引いて

焦り大きく口を開け固まる ミンジェ に代わり急いで両手を彫刻に伸ばした.

【👏🏻 パシッ】

𝗧𝗛 .

...せーふ 、ㅋㅋ

𝗠𝗝 .

はぁ ッ はぁぁ ~.....

両手に彫刻の頭が収まっているのを確認し胸を撫で下ろしてると、 次の瞬間面白い顔をしていた ミンジェ がもの凄い剣幕で声を荒らげた.

𝗠𝗝 .

アーシッ....!!
このやろ、あっぶねぇだろ 、!!

𝗧𝗛 .

ごめん ㅋ....

𝗠𝗝 .

はぁぁ....お前のせいで
寿命が縮んだわ 、

𝗠𝗝 .

何処もぶつかってねぇよな....

不安そうにトランクリッドに積んだ彫刻を隅々までチェックし始めた.

𝗧𝗛 .

僕が素早くキャッチしたから大丈夫だよ ~

𝗠𝗝 .

ヤー 、誇らしげに感謝して欲しそうにしてるけどさ、

𝗠𝗝 .

お前が飛び出して来たせいってこと忘れんなよ

𝗧𝗛 .

え、?? ㅋㅋ

𝗠𝗝 .

おぃ、無かったことにする気か ??
お ??

𝗠𝗝 .

もし 、俺の作品に傷でも付けたら..

ミンジェ は人差し指を1本立てて、顎を少ししゃくれさせ唇を甘噛みしながら見せた.

𝗧𝗛 .

1ウォン ?

𝗠𝗝 .

んな訳あるかッ !

𝗠𝗝 .

100万ウォンだ

𝗧𝗛 .

100万ウォン ?!
ヤー、それは流石に高く評価し過ぎじゃ

𝗠𝗝 .

ㅋㅋ、

𝗠𝗝 .

作品1つにかけた制作時間と、
俺の血と汗と涙を考えたら安いもんだぞ

𝗧𝗛 .

一流の芸術家でもあるまいs

𝗠𝗝 .

あぁッ もぅ!!

𝗠𝗝 .

とにかく 、もう2度すんなよ

𝗠𝗝 .

((はぁぁ、 お前も芸術家の道を歩む同士なのに...

トランクリッドには ミンジェ 以外の作品も積まれていて僕は、彫刻にビニールを被せる作業をする ミンジェ の脇で1つ1つ見ていた.

1年の時少しだけ彫刻を学んだが、削るのが難しい上に、力が要る作業で手に豆が出来そうなほど痛い思いをした.

だから、ジミナ を含めここまで立派な作品を作れるのが本当に尊敬する.

𝗠𝗝 .

....おぃ、おぃって

𝗧𝗛 .

ん ??

𝗠𝗝 .

ずっ ~ と居るけどさ
此処に居ていいのか ??

𝗧𝗛 .

大丈夫 大丈夫 ♪

𝗠𝗝 .

んなこと言って、ジミナ にでも見られたらまた怒られんぞ

𝗧𝗛 .

ぁ、 そういえば ジミナ の作品は?

𝗠𝗝 .

彼奴はまだ終わってねぇよ

𝗧𝗛 .

あと少し ??

𝗠𝗝 .

早くても後3日

𝗧𝗛 .

え ?! そんなに ??

終わってないっては言ってたけど、いつもは誰よりも早くレベルの高い作品を創り上げてるのに. 何があったんだろ 、

𝗠𝗝 .

スランプだとか言ってたけど
実際はどうだか

𝗠𝗝 .

.....なぁ、テヒョン

𝗧𝗛 .

なに

𝗠𝗝 .

あんまり ジミナ に心配かけんなよ ~

𝗠𝗝 .

ジミナ の奴が過保護過ぎんのもあるだろうけど

𝗧𝗛 .

ちゃんとやってるよ

そうだ、ジミナ の言う通り作品制作もやってるし講義だって毎日ちゃんと受けてる.

心配させるようなことはしてない....多分

𝗠𝗝 .

よし 、

【🚙 バタンッ】

𝗠𝗝 .

あ、そうだ
忘れてた

𝗠𝗝 .

テヒョア 、お前 バンスタ グラムに絵上げてたよな

𝗧𝗛 .

((バンスタ.....

𝗧𝗛 .

あぁ ~ 、うん

𝗠𝗝 .

俺も人から聞いた話だから 、
詳しくは知らないけど

𝗠𝗝 .

バンスタ で作品見た奴が気に入ったから仕事頼みたいって

𝗧𝗛 .

ぇ ? それ僕に ??

𝗠𝗝 .

うん

𝗠𝗝 .

直接返事聞きたいし 、
1度会わないかって

𝗧𝗛 .

な ッ 、 、えぇ ?!

バンスタ に上げてた作品は、ほんの極一部でその絵を気に入って貰えた上に仕事の依頼まで...

多くの考えで混雑し、訳が分からない

少しつづ高ぶった心と変な焦りを抑えるので必死な僕は 、言いたいことが声に出せず口をパクパクさせていた.

𝗠𝗝 .

今 、龍山洞で仕事してるらしくてさ

𝗠𝗝 .

暇なら梨泰院で会わないかって

𝗧𝗛 .

それって...今日の話 ?

𝗠𝗝 .

どうせ暇だろ ~? ㅋㅋ
会ってみようぜ

𝗧𝗛 .

ん ~......

今日いきなりかぁ.... でも、いつ都合が合うか分からないし それに、僕ら芸術家にとっては気に入って貰えるのも難しいし

でもなぁぁ ~、少し怖いんだよなぁ

𝗧𝗛 .

...やめとく

𝗠𝗝 .

はぁぁ ??! 何で 、

𝗠𝗝 .

滅多に無いチャンスだぞ ??

𝗠𝗝 .

会ってみるだけなんだし
行くだけの価値はあるだろ

𝗧𝗛 .

でもさ ~...

𝗠𝗝 .

なぁ 、 俺らの進む世界はどんなに努力したって観る人の好みでよく左右されるだろ ??

𝗠𝗝 .

思い通りに行かないし 、
チャンスだっていつ巡ってくるか分からない

𝗠𝗝 .

でも、 お前は今そのチャンスが回って来てるかも知れねぇんだぞ ??

𝗠𝗝 .

これが上手くいけば世界中に見てもらえるチャンスだって !

𝗠𝗝 .

な ?
詐欺だったら直ぐ逃げればいいって

𝗧𝗛 .

...

確かに 、 ミンジェ の言う通り仕事が貰えるなんて、この機会を逃したら次いつあるか分からないもんなぁ

ミンジェ も一緒に行ってくれるみたいだし、一人じゃないなら

経験も大切だし、、

話聞くだけでも...

𝗧𝗛 .

分かった 、会うよ

𝗧𝗛 .

会ってみる

𝗠𝗝 .

マジ?!
よし、じゃ連絡するからな ~

𝗠𝗝 .

あ ッ 、ドタキャンは無しだからな

𝗠𝗝 .

場所決まったら送るから、遅れんなよ

𝗧𝗛 .

分かった ~

𝙏𝙤 𝙗𝙚 𝙘𝙤𝙣𝙩𝙞𝙣𝙪𝙚𝙙 ⇢⇢

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