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えっ…嘘でしょ!?

俺、紫にあんなに酷いことを言っちゃったのに…。

俺を選んでくれたんだね…!

紫、ごめんね。

そして…。

ありがとう。

俺を選んでくれた紫は。絶対…。

幸せに、してみせる。

…約束、するから。

店員さん

いらっしゃいませー!!

私がコンビニに入ると 、

そこに偶然居たのは…。

まさかの、奏でした!!

奏の目は、私を見つけると…。

お月様みたいに、 まん丸になったのでした。

奏と話すの、なんかちょっと 気まずいな…。

あっ…奏!!

えっ紫!?

なんでこんな所にいるの!?

あっ…そっか。

彼氏とデート、だよね…。

…ちがう!!

え?

眠くて…。

珈琲を買いに来たの!

奏は驚いた表情を浮かべる。

あれ、紫って…

珈琲なんて飲む人だったっけ?

…飲めない。

え?

…飲めない、けど…。眠いから…。

その言葉を聞いた奏の表情は、

彼氏だった頃と同じ、

優しい笑顔に戻っていた。

…ふふ、変わってないな〜!

えっ!?

変わるわけ、ないじゃん…!

奏のこの笑顔。

なんでだろう…。

ずっと…。

ずっと、見たかったっ!!

…もう、別れたのに。

…私はまだ、 奏の事を忘れられない。

眠いからって、珈琲じゃなくたっていいじゃん?

俺が眠い時は…。

これ!!

おすすめだよ!!

奏は黒いパッケージのガムを 指差した。

何これ?ガム?

まあまあ!!買ってみなって!

う、うん…。

外で待ってる。

店員さん

ありがとうございました!

店員さん

またのお越しをお待ちしております。

私は奏に言われるがまま、 ガムを買ってみた。

…とんでもなく、怪しい…。

私が外に出てみると…。

奏がすぐに気づいた。

買ってきたよー!!

お、買った?

じゃあ、食べてみて!!

私は、ガムのパッケージを 剥がしていく。

…パッケージは 取れたんだけど…。

今度は蓋が開かない!?

…こんな事なら、爪なんて 切らなきゃよかった…。

そう思っていると…。

ん、貸して。

奏は私の手からガムを取ると。

私がなかなか開けられなかった ガムの蓋を…。

意図も簡単に開けてしまった。

はい、開いたよ。

えっ!?ほんと!?

凄い!!

ありがとう!!

そんなにお礼を言われるような事してないから笑

じゃあ、食べてみて?

う、うん。

パクっ!

んあああああああー!!

からーーーーーい!!!

うおおおおおおおおおお

辛い辛い辛い辛い辛いー!

私が叫んでいるところを見て、

奏はにっこりと微笑んだ。

笑っていないで、助けてーー!

…うん!!

やっぱり効果、あったみたいだね!

え?効果!?

ほら、紫言ってたじゃん!

眠くて珈琲を買おうとしたって。

珈琲は、苦いから俺、飲めないんだ!

だから、俺は辛いガムにしてるんだよね。

…あくまで俺の意見だけど。

はは、ごめんね?

…奏ーーーっ!!

辛いーーーーーーっ!!!!!

あははっ!!

ごめんごめん!!

奏の意地悪ーーーーーっ!!

ちゃんと水も買っといたから。

これ、早く飲んで!!

えっ…!?

やっぱり、優しいな…。

ちゃんと水を 用意してくれてるなんて。

そ、それより!!

早く飲もう!!!

ふうーーっ!!

大丈夫?落ち着いた?

…うん。

…眠気は?

私ははっと我に帰る。

あっ!!

眠くない!!

そう、良かった。

ありがとう、奏。

お礼なんていいって。

奏は少し頰を赤らめた。

ふふ、奏が照れてる!!

それじゃ、俺はこの辺で。

…バイバイ!

…バイバイ!!

…彼氏さんと、幸せにね?

そう言い、黒い車に乗る奏。

…あれ?

その車を見て、私は気づいた。

あの車は…。

いつもの車と、違う…!?

失恋しちゃいました‼️奏ルート‼️

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コメント

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ユーザー
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これたくさんのルートがあるんだ!←今知ったw うん、続きを楽しみに待とう!

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