#6
バイトからの帰り道。
暑さに耐えきれず、
コンビニに寄ってアイスを買った。
溶けない様
早足で家に向かい、
ポストを確認して
エレベーターに乗る。
廊下を歩き乍
手に持ったチラシを確認して
鞄に突っ込む。
その後
手探りで鍵を探す。
チラシに埋もれた
底の方から鍵を引っ張り出して
顔を上げると
廊下に人影があって
心臓に悪い。
ま、多分鍵を忘れた近所の 子供とかだろうな
一応少しは同情し詰、
奥へと歩く。
桃
近付いていくと人の影は
俺の家の前に見える。
俺別に誰とも約束してないよな..?
慌てて心当たりを探してみるが
一向に思い当たる物が見当たらない。
少しびびり乍
なるべく外側に寄って
近く迄行ってみる。
桃
見覚えのある顔ではあるものの、
最後に会ったのは
確かもう6年前とか。
思ってもなかった人すぎて
驚きは隠し切れない。
加えて力が抜けて目を瞑っているから
本当にびびる。
死んでないよな、?
心配になって
顔を覗き込む様にしゃがみ、
恐る恐る頬を突ついてみる。
赤
桃
安心した反面
不快そうな顔をされて
慌てて手を引っ込める。
その後
少し離れると
横にあったスクールバッグが目に入る。
制服なのを見ると
大方、家でなんかあって
学校帰りにそのまま
逃げ込んできたとかだろう。
取り敢えずドアに凭れられたら
家にも入れないから
起こす為、肩を揺する。
桃
赤
数分試してみたけど
これ駄目だな....。
昔から寝起きは悪かったけど
こんな悪かったっけ、
兎に角、この儘ではどうしようも無い為
仕方なく
自分の鞄と赤のスクールバッグを
肩に掛けて
赤を抱き上げる。
軽いのは変わってなくて助かった
なんとか塞がった手を動かし
鍵を差し込み、ドアを開けた。
コメント数によっては この後続き2本出します
コメント
7件
投稿ありがとうございます! この後2話も…!? 無理しない程度にお願いします!!

コメント失礼します とても大好きで楽しみに見てます 体調に気をつけて頑張ってください 応援してます 続きを楽しみに待っています
めっちゃ好きです! 続きお願いします!!