○○
望んでいた、言葉が聞こえた。
○○
その声は、とても柔らかくて、
○○
安心して、力が抜けてしまった。
テヒョン
「○○は、悪くないよ」
○○
「テ、ヒョン、さん、」
テヒョン
「…うん、そう」
○○
「なん、で、?」
テヒョン
「○○に、伝えたいことがあって、」
○○
久しぶりに呼ばれた、名前
○○
私はこの人に
名前を呼んでもらうのが好きだった。
名前を呼んでもらうのが好きだった。
○○
いつも笑顔で、
誰よりも私の名前を呼んでくれて、
誰よりも私の名前を呼んでくれて、
○○
私にはそれが「君はここにいるよ」、
「君の居場所はここだよ」
って言ってくれてるみたいで、
「君の居場所はここだよ」
って言ってくれてるみたいで、
○○
口を四角にしながら、
低い声で名前を呼んでくれる、
そんなあなたが好きだった。
低い声で名前を呼んでくれる、
そんなあなたが好きだった。
テヒョン
「○○」
テヒョン
「傷つけてごめん。
信じてあげられなくてごめん。
『必要ない』なんて言って、ごめんね」
信じてあげられなくてごめん。
『必要ない』なんて言って、ごめんね」
○○
「そんなっ、」
テヒョン
「○○」
テヒョン
「守ってくれて、ありがとう」
テヒョン
「○○がいてくれて、よかった」
○○
その言葉は、
私の涙腺を崩壊させるには十分すぎて、
私の涙腺を崩壊させるには十分すぎて、
○○
私は子どものように泣きじゃくった。
○○
ありがとう。
○○
私に勇気をくれて。
○○
昔から、そうだった。
○○
落ち込んでる時に、元気をくれるのも、
○○
わざとバカして、
私を笑わせてくれるのも、
私を笑わせてくれるのも、
○○
全部全部、あなただった。
○○
「ありがとうっ、テヒョンオッパ」
テヒョン
「ふふっ!どういたしまして、○○!」
○○
ありがとう。
○○
また、私の名前を呼んでくれて。
○○
やっぱり、私はあなたが大好きだよ。