廉
〇〇
廉
〇〇
廉
廉
廉
〇〇
廉
そう言って私の手を強く握った。
廉
ガラガラ……
ドアを開ければ、また皆の痛い視線。
そして_____
ひまり
ひまり
ひまり
ひまり
〇〇
何も言い返せない。
声すら出ない。
そんな時に私の手を握る 永瀬さんの手の握る力が強くなった。
廉
廉
廉
ひまり
廉
廉
〇〇
廉
耳元でそう言ってくれた。
私は勇気を出して言った。
〇〇
皆からの視線がまた怖く感じる。
もうダメだ……怖い……永瀬さんが……
助けてくれるのに……………………
ごめんなさい……………………
私は力強く握られてた手を振りほどいて 走って逃げてしまった。
あの日、私が耐えてたら……耐えてたら……
未来は変わったのかな…………?
永瀬さん…………ごめんなさい…………本当に……
助けてくれようとしたのに…………
私の未来を変えようとしてくれたのに…………
次の日
教室に入ると皆からの視線が痛い。
こんなこといつまで続くんだろう…………
なんて思いながら席に着く。
机の中に手紙が入っていた。
内容は_____
皆の誤解解いた。 放課後に屋上に来い。絶対やで? 廉より
って書いていた。
皆の誤解を解いた…………?
なんで永瀬さんが知ってるの…………?
疑問ばかりで心がモヤモヤする。
時間は過ぎてくだけで______
先生
クラスの女子
クラスの男子
あっという間に6時間目を終えた。
皆が解散したと同時に屋上に行く。
〇〇
廉
〇〇
廉
〇〇
廉
廉
廉
〇〇
〇〇
廉
廉
廉
そう言って出て行ってしまった。
〇〇
〇〇
永瀬さんが居なくなって数十分。
やっと理解出来たのか
後悔ばかりが襲ってくる。
お礼とあの時のことが謝れなかった
昨日ずっと考えてたのに、
言えなかった。
助けてくれてありがとう。 あと、あの時に言えなくてごめんなさい……。
って……
言えなかった。
帰り道でも心にポッカリ穴が空いた感覚に。
それは家に帰っても同じ。
悲しいし、後悔が大きくてまた沢山泣いた。
次の日に学校へ行くと永瀬さんが 転校したことを伝えられた。
昨日、沢山泣いたのにまた涙が溢れてきそうになる。
我慢……しないと……
そう思う度に涙がさらに溢れてきそうになる。
授業の内容も全く入ってこない。
頭の中は永瀬さんのことだけ。
ずっと永瀬さんが言ってた言葉がフリーズする。
もう一度あの温かさに触れたい。
抱きしめられたい…………。
この想いはもう届かない………………よね…………
続く