テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
1,135
645
kn side
時間がゆっくりと過ぎていく。
このまま死んでしまうんじゃないかなんて、まんざらでもないことを考える。
俺は諦めて、空気に身を委ねた。
???
でも、地面に打ち付けられるはずの体は誰かに支えられた。
ゆっくり目を開けるとーー
sh
kn
自分が助かったという安堵と、シャークんがいる驚きで、感情が整理できない。
nk
そこになかむがやってくる。
同時に、周りの人たちは俺らを見てひそひそとざわつき始めた。
nk
シャークんから離れると、すぐに彼が俺に抱きつく。
nk
nk
そして、俺の胸の中で泣き出す。
俺はそれを、唖然と見ていることしかできなかった。
kn
その後の記憶は、あまり覚えていない。
でも、俺は確かに誰かとぶつかり、足を滑らせた。
宙を舞っていたにも関わらず、俺は「死ぬ」という実感を持てなかった。
もしあのままシャークんに助けられなかったら。
少なくとも俺は、そんな最悪の事態を一瞬でも考えた。
そのとき、悔しくも少しだけ、
ほんの少しだけ、
能力が使えたら良かったのにーー
ーーなんて、バカなことを考えた。
nk side
数日後
あの「きんとき滑落事件」があって数日後。
俺はいつも以上にきんときの安全を確保するようになった。
kn
nk
nk
nk
kn
とにかくきんときのそばにいて、危ないと思えば俺が偵察する。
一見、そこまでしなくてもいいと思うかもしれない。
でも、俺にはそこまでする明確な理由があった。
nk
数日前
kn
nk
気づいたらきんときは隣にいなくて、手を伸ばしても手遅れだった。
「きんときが死ぬ」
その一言だけが、俺の頭の中を埋め尽くした。
あのときはシャークんがいてくれたおかげで助かった。
けれど、もう一つ気になる点があった。
???
nk
誰かが舌打ちをする音。
その音を聞いて、これは未遂じゃなく、故意的な事件であることを確信した。
その生徒を目視することはできず、正体は判明しなかった。
nk
でも1つ、証拠となるものを見つけた。
nk
俺はその日からこのきんとき滑落事件の「犯人探し」に専念した。
ガチャ…
今日は風が無く、眩しい太陽の光が屋上を照らしている。
そのせいか、日陰はほとんどない。
kn
nk
俺らは壁の一角に座り、お弁当を広げた。
nk
俺は玉子焼きを1つ頬張りながら尋ねる。
kn
nk
実際には踏み外したわけじゃない。
きんときは勘違いをしている。
kn
nk
kn
nk
案外捻くれた考えをもつ人だったのかもしれない。
そんな斜め上の回答をされるとは思っていなかった。
それに、きんときは何も気にしていない素振りだ。
…やっぱり意外とマフィアの素質ある…?
kn
kn
nk
kn
多分、きんときの反応からして”踏み外した”わけではないことはわかっているのだろう。
nk
俺は荷物をまとめて立ち上がった。
kn
nk
kn
俺は屋上の重い扉を開く。
nk
きんときは置いてきてしまったけれど、一刻も早く犯人を見つけ出さないと。
それに、何かあったときはスピリットアニマルに擁護を頼んでいる。
だからきっと、大丈夫。
今はとにかく、いろんなクラスを探し回って、事情聴取をしなければ。
この”鈴”の持ち主さえ見つかればーー
生徒A
nk
生徒A
生徒B
生徒B
生徒A
生徒A
生徒A
生徒B
生徒B
生徒A
生徒B
nk
nk
俺は手に持つキーホルダーを、さらに強く握りしめた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!