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続き待ってます(*^^*)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
目の前でキョロキョロと 落ち着きのない行動をするイルマ様
そんな彼に突然、冒頭の言葉をかけると ビクッと肩を上げて驚いた
オペラ
イルマ
イルマ
照れるように頬を赤く染めながら イルマ様は言葉を紡いだ
そんな表情を見て オペラと顔を見合わせた後
やれやれと言った雰囲気を バレない程度に醸し出しながら オペラと共に言葉を紡ぐ
オペラ
琥珀(コハク)
イルマ
オペラ
そのオペラの言葉に 安心したのか彼に笑顔が浮かぶ
オペラ
琥珀(コハク)
イルマ
活気ある声でイルマ様はそう返事をして 学校へと足を運ばれた
オペラ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
オペラ
彼なのだからいいのに。 と、鬼発言を投下させるオペラに
コラコラと軽く注意しながら 教師服の袖に腕を通す
そんな私を眺めながら オペラは口を尖らせながら言った
オペラ
オペラ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
オペラ
図星を突かれたのか オペラはムスッと一層口を尖らせる
それについての指摘をすれば 気のせいです。と返され 私はクスクスと笑いを零した
オペラ
琥珀(コハク)
いつもの無表情から一転 ほんの少し口角を上げて微笑むオペラ
そんな彼に釣られるようにして 私も微笑みながら言葉を紡いだ
琥珀(コハク)
その笑顔を日常にも出してほしいが 知っての通り私たちはSD
それが許されるはずもない為 言葉を飲み込み我慢する
私はオペラに見送られながら サリバン邸を後にした
琥珀(コハク)
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
学校に着くや否や 見回りをする彼と鉢合わせ
見回りならばと 私も彼と同行する事にした
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
カルエゴ
そんな雑談を交わしながら 声をかけてくる生徒に挨拶を返す
どの生徒も催しを楽しみにしているのか すごく楽しそうにしていた
まあ日頃の事があるせいか カルエゴくんに対してはビビっていたけど
そんな中、一通り区切りが付いた頃 私は重い表情で会話をスタートさせる
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
カルエゴ
意味が分からないという眼差しで 私に視線を送る彼だが
私はそれ以上何も言うつもりはなかった
" 嫌な予感がする "
なんて、信憑性のない予感を 信じる確証は何処にもないからだ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
その瞬間だった
ズズン!!
琥珀(コハク)
カルエゴ
それを見透かしたのか 怒り狂ったように地響きが起こった
周りにいた生徒はなんら問題なく 今の出来事を不思議がるだけで
パッと見ではあるが 怪我人は居ないのだと安堵する
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
険しい表情を浮かべる彼と共に 原因の調査をする為校舎の中へと向かった
ロビン
ロビン
ガンガンガンと透明な壁を叩き 激しい音を鳴らすロビン先生
「かったいなー」なんて 分かりきっている事を呟くから 呑気だなと思ってしまう
ロビン
ロビン
琥珀(コハク)
カルエゴ
鋭い目付きで壁を睨み それに向かって左手を向ける
その瞬間、彼の愛犬ケルベロスが 主に似る鋭い爪で壊す
もう一度壁を見れば ジュウウウウと効果音を立てながら
ケルベロスが作ったであろう 大きな爪痕にそって穴が開いていた
ロビン
目を輝かせて 言葉を紡ごうとしたロビン先生を遮り
何かが焼けるような音を もう一度出しながら壁は修復された
ロビン
琥珀(コハク)
ロビン
その謝罪になんの言葉も返さず 温度もない壁に手を添えた
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
暫く黙り込んでいた私たち
その沈黙を破ったのはカルエゴくんで 口を開く前に私をチラリと見る
そこにあった考えは多分 私とほぼ似通っているのだと理解した
カルエゴ
琥珀(コハク)
ロビン
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
眉に皺を寄せるカルエゴくんと 未だに目を輝かせたロビン先生は
その忠告通りに数歩下がって 私が壁を破壊するのを見守る体制に入った
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
願いに近しいそれを最後に 右手に魔力を込め 壁に向かって思い切り拳を振るう
すると、先程より一層 激しい音を轟かせて壁は破壊された
次は修復される心配も無さそうだ
ロビン
ロビン
カルエゴ
琥珀(コハク)
何故かよく分からない トバッチリを食らった
原因であるロビン先生は 何も分かってないのかポカンとしている
恨むからなロビン先生
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
カルエゴ
カルエゴ
ロビン
カルエゴ
カルエゴ
琥珀(コハク)
管理倉庫
ある放送がバビルス全体に響き渡った
この騒動は魔術開発、遊戯師団の 2つで共作されたサプライズイベントだと
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
自分が漁った資料とは反対に 管理される資料を指さす
彼は言われるままに 反対の資料を手に持った
数分もすると生徒の約8割が 中央広場へ集まっていると報告を受けた
その報告に私はもちろん カルエゴくんも不審に思ったらしく 表情が険しくなる
琥珀(コハク)
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
不思議な所で区切った彼を見れば ある資料をまじまじと見ていた
そこに載っていたのは バビルス生徒であるアミィ・キリヲ
琥珀(コハク)
数多くある資料の中から 生徒に関する資料を手に取る彼は ある意味怖い
そんな事を考えていれば 不意に彼が所属する師団に目が行った
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
背筋が凍った
すぐさま中央広場に居る教師に イルマ様が居るかどうかの確認を取る
だが、そこから返ってくるものは 見当たらないという残酷な物
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
カルエゴ
飛び出して行こうとした私の腕を 掴んできたカルエゴくん
そんな彼はあからさまに焦る私を見て ギョッとしたように表情を変えた
琥珀(コハク)
カルエゴ
冷たく、落ち着いた声
何故私が慌てるのか彼は確信している
カルエゴ
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
琥珀(コハク)
そこまで言うとカルエゴくんは するりと私の腕を離した
はぁと呆れながらため息を付き 耳に付けたインカムに声を乗せる
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
終いには中央広場に居る教師陣にも 捜索に人員を回すと口走る
当然だが、不安の声が上がり それをすぐさま「心配ない」と その一言で片付けた
カルエゴ
カルエゴ
淡々と告げられる言葉に 私は目を見開いた
彼は今理事長代理で 私に命令すればいいものを
彼は手を貸してくださいと 頼んできたからだ
琥珀(コハク)
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
鋭い瞳で私を射抜き 彼はそこまで言葉を紡いだ
表情には出ていないが 雰囲気が満足そうでイラッとした
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
カルエゴ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
手をわしゃわしゃさせながら まるでオペラのようにズイッと近づく
嫌そうな表情を浮かべながら タコのように頬を赤く染め上げる
かと思えば、はぁと大きなため息を零し 私を上から見下ろした
カルエゴ
琥珀(コハク)
カルエゴ
カルエゴ
クルッと方向転換させ たった一つしかない扉を引く
私は今の事態に合わないような笑みで 愉しそうに頬を綻ばせながら
彼の後ろに着いていき アミィ・キリヲの捜索を始めた
主
主
主