翌日
咲笑(サラ)
怖い、
ココ
大丈夫だ、俺らいるし
咲笑(サラ)
そうだね、
ココ
、、咲笑の手、震えてる
ココ
ギュッ
咲笑(サラ)
あ、ありがとう
ココ
お前もやれよ
春千夜
あ?
咲笑(サラ)
は、はるちゃんは無理してやんなくても、
春千夜
やるわぼけ
春千夜
ギュッ
咲笑(サラ)
2人とも、ありがとう
咲笑(サラ)
落ち着いてきたよ
カラン カラン
ココ
あ、来たんじゃねぇか?
羽音(ウイ)
咲笑、久しぶりだね
咲笑(サラ)
羽音、
羽音(ウイ)
あの、この2人は、?
咲笑(サラ)
あ、えっと知り合い的な、?
春千夜
俺ら、邪魔じゃねェ?
ココ
確かにな、2人で話すこともあるだろ
ココ
あとカフェで話し合うのも周りに人いるからなんかあれだしな
ココ
場所変えるか
咲笑(サラ)
そうだね
ココ
俺らそこら辺で待ってっからよ
ココ
存分に話してこい
咲笑(サラ)
うん、ありがと
羽音(ウイ)
ね、覚えてる?この公園
咲笑(サラ)
う、うん覚えてるよ
咲笑(サラ)
幼稚園の頃初めて遊んだ公園だよね、?
羽音(ウイ)
そそ、
羽音(ウイ)
咲笑さ、なんで学校来なくなったの?
咲笑(サラ)
……
羽音(ウイ)
あ、ごめんね、急に!
咲笑(サラ)
大丈夫、!今日はその事話に来たから
咲笑(サラ)
行かなくなったんじゃなくてね、
咲笑(サラ)
行けなくなっちゃったの、
羽音(ウイ)
行けなく、、?
咲笑(サラ)
私がいるとみんな楽しくなくなるの
羽音(ウイ)
そんなことないよ、?
咲笑(サラ)
''考えすぎだ''ずっとそう言われてきた
咲笑(サラ)
でも私にはそうにしか思えない
咲笑(サラ)
私が喋ったらみんなシーンとして笑顔なくなってくし、
咲笑(サラ)
あの日だって羽音に言いたくもないこと言って傷つけて、、
咲笑(サラ)
あの日から自分が他の人を不幸にする機械にしか思えなくて、
羽音(ウイ)
確かにあの日私悲しかった
羽音(ウイ)
でもね、それだけじゃないの
咲笑(サラ)
それだけじゃない、?
羽音(ウイ)
嬉しかったんだよ
羽音(ウイ)
声張り上げて、本気の顔で本音ぶつけてくれたような気がして
咲笑(サラ)
そんなことが、嬉しいの、?
羽音(ウイ)
うん嬉しかった
咲笑(サラ)
あのね、?
咲笑(サラ)
今日会ったら話そうと思って、わたしが思ってきた事
咲笑(サラ)
私さ、
咲笑(サラ)
羽音に話しかけられるのが嫌だった面があったの
咲笑(サラ)
自分には話しかけてくれる人は羽音しかいないけど、羽音には私がいなくても話す人はたくさんいて、
咲笑(サラ)
でもね、
咲笑(サラ)
嬉しかったんだ、話しかけられるの
羽音(ウイ)
嬉しかった?
咲笑(サラ)
唯一、私が存在できる場所みたいで、
咲笑(サラ)
心のどこかで嬉しかった
羽音(ウイ)
唯一、、他に存在することが出来る場所はなかったの?
咲笑(サラ)
なかったよ
咲笑(サラ)
家も存在できるような所ではなかった
咲笑(サラ)
親にも男にも仮面の笑顔振りまいてる自分か、羽音といる時の自分か、
咲笑(サラ)
どちらが本当の自分か分からなかったけど、私は羽音といた時の自分だと思ってる
羽音(ウイ)
そっか、
羽音(ウイ)
私もね?
羽音(ウイ)
咲笑に助けられたんだよ
咲笑(サラ)
私が、、?
羽音(ウイ)
私はさ、昔から明るい性格だったでしょ?
羽音(ウイ)
そうしたら友達ができるんじゃないか、そう思って自らそうしてきた
羽音(ウイ)
でも、どんどん友達が出来たら明るく振る舞うのが疲れちゃって
羽音(ウイ)
今更明るくない性格になんて変えれないし、辛かった
羽音(ウイ)
でも咲笑は私に''明るいから羽音なら大丈夫!''っていう概念を押し付けなかった
咲笑(サラ)
そっか、
咲笑(サラ)
,,,,私も、人を救うヒーローになれるかな
羽音(ウイ)
なれるよ
咲笑(サラ)
じゃあ羽音の事も助けるね
羽音(ウイ)
うん!ありがと
羽音(ウイ)
咲笑はさ、自分が辛いとおもう?
咲笑(サラ)
辛くない、って言ったら嘘になるかもね
咲笑(サラ)
でも、自分だけが辛いとは思いたくないかな
咲笑(サラ)
私さ、泣けないんだよね笑
咲笑(サラ)
だから、
羽音(ウイ)
??屋上であった日、泣いてたよ?
咲笑(サラ)
、、え?