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ただ削られていく時間に嫌気が差した

光なんて微塵も無い

私には勿体ない命

この世界に未練なんてない

今日を命日にしようと思っていた

でも、最期に

誰かの声が聞きたかった

誰でもいい

どんな言葉でもいい

誰かに話し掛けて欲しかった

夏油傑

やめといた方が良いと思うよ

中村茜

…だれ

夏油傑

否定はしないんだ

夏油傑

私は夏油傑

夏油傑

君と同じ人間さ

中村茜

同じ、

闇夜の中に

一つの星が輝いた

中村茜

中村茜、

中村茜

22。

夏油傑

私の方が先輩か 笑

中村茜

幾つなの

夏油傑

ん?25だよ 笑

中村茜

そ、

中村茜

………

中村茜

なんで話し掛けたの?

夏油傑

話し掛けて欲しそうだったから、かな

中村茜

新手のナンパ?

中村茜

其れとも宗教勧誘?

夏油傑

そんな訳ないだろ?

希望。

そんな物を抱く時は

どんな時なのだろう

気が付けば全てを話していた

酒のせいだろうか

其れとも話を聞いて欲しかったからだろうか

どちらでも良い

彼は頷いて聞いて、

私を慰めた

とても暖かかった

中村茜

夏油さんはいい人ですね、

夏油傑

そう?笑

夏油傑

ぁ、そろそろ時間だ

夏油傑

また明日 ニコ

中村茜

はい っ、

私には勿体ない

キラキラした言葉

きっとこれは

私にとって光であり

希望だと思った

その夜は星が綺麗でしたね

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