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壁の外を夢見て─1─

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壁の外を夢見て─1─

1 - 壁の外を夢見て─1─

2018年12月09日

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看守

お前らか、新しい囚人は。

看守

三人とも終身刑だな

上山

はい

俺たちは、不運なことに 計画的殺人がバレてしまい

終身刑を言い渡された。

そして、全員この刑務所にはいることになってしまったが……

もちろん、すぐに出る

脱獄する、つもりだ。

看守

ふん、こっちが囚人の部屋だ。

看守

上山、っていったかな?

看守

お前は今日から13番だ。

上山

はい……13番

看守

で、小谷

小谷

はーい

犯行がバレたのはほぼこの小谷の せいだが……

あまり反省はしていないみたいだ。

だが、仲間だから、 恨んだりはしていない。

少なくとも、俺は。

看守

お前は、12番だ。

小谷

分かりましたぁ

小谷

小学校のときの出席番号、
思い出すなぁ~

看守

……

看守

笹木、お前は

笹木

14ですね、分かります

笹木は頭の回転が早く、 殺人の時にも役に立った。

脱獄の計画も、きっと 考えてくれるはずだ。

看守

ん……そうだ。

看守

じゃあ、日も暮れてきたので

看守

この施設の案内は明日にする。

看守

食事を支給する。

看守

パンとスープだな。

小谷

わーい、美味しそ……?

小谷の反応を見る限り、あまり 美味しそうとは言い難いらしい。

看守

はい、13番

上山

ありがとうございます

パンはパサパサ、 スープの色も薄いし、具は無い。

まぁ、刑務所だしな。 贅沢はできないに決まっている。

看守

14番

笹木

はい、どうも

看守

看守

んじゃあ、おやすみ。

看守

またちょくちょく見回りに来るから。

小谷

はーい

上山

はい

上山

行ったな。

笹木

ああ

小谷

わー!なにこのパン!まっず!

笹木

あまり大きい声を出さない方がいい。

笹木

怪しまれる。

上山

みんな

上山

一応聞くけど

上山

脱獄、したいよな?

小谷

もちろん!

笹木

もちろんだ

笹木

まず、明日の施設内案内で
構造をしっかりと理解しないと……

笹木

計画を立てられない

小谷

だよね!ってことで

小谷

寝ようっ!

小谷

わぁ!この布団ゴワゴワ!

小谷

最悪~!

笹木

うん、まぁ、しっかり寝よう。

上山

だな

看守

朝だ、みんな起きろ

上山

おはようございます

笹木

おはようございます

小谷

おっはよーございまーす

看守

朝食を配る。

看守

サラダとスープだ

小谷

え!看守、ドレッシングは?

看守

そんなものは必要ない

看守

お前たちの素行が良ければ
好待遇してやる

小谷

ちぇー

看守

13番、はい

上山

ありがとうございます

看守

ん、14番

笹木

どうも……

看守

じゃ、ちょっと案内の準備をするから……

看守

ここで待つこと。いいな?

上山

はい

小谷

はーい

笹木

はい

小谷

ねー、皆の部屋にもタンスあるよね?

笹木

あるな

上山

うん、ある

小谷

中にね!手紙入ってた!

上山

手紙!?

笹木

ほう……手紙か

小谷

あとね……えっと

小谷

ランタンだ

上山

俺も見てみる

笹木

俺の部屋のタンスには乾電池があった。

上山

俺のタンスには、シャベル(※関東:シャベル 関西:スコップ)があった

小谷

手紙、読むね

新しい12番へ もし君が、何人かでここに入っていて 脱獄しようとしているのなら 読んでもらいたい。

私は、今、死刑を言い渡された。

そこで、脱獄を考えた。 だが、一人では到底できない。

だから、君に託すことにした。

小谷

えっと

看守

じゃあ、準備ができた

小谷

えっ、あ、はい!

看守

それじゃあ

看守

鍵を開ける。

看守

着いてこい、まずは
広場に案内する。

日常組を参考にしました!

シチュエーションとか、似てますが、 Minecraftではないので……。

宜しくお願いします。

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