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こちらのお話には

リストカットの表現が含まれます。

苦手な方は ご注意ください

はい

それではどーぞ☆

流れは一瞬だった

いつも通りエゴサを しようと、Twitterで

『ころん』

と掛けた。

いつもは 『ころんくん』 や 『ころちゃん』

と調べるが、何となく『ころん』だけで 見た。

でも、『ころん』が 含むツイート内容は

明るく、肯定的な ものではなかった。

ころんってやつ、 うるさいよねwwww

ころんさぁ、 ずっと叫んで面白いと思ってんの??www

あー、ころんマジうざい。●んでほしいーw

こよん

ぁッ……

見た瞬間、情けない 声を上げてしまった。

そうか、僕はあんまよく思われてないんだ…

うざい、 ●んでほしい?

嫌な言葉が文字で飛び交う中、僕は無意味に耳を塞いだ。

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ

あー、、

もうどうでも良く なっちゃった。

考える事を放棄した頭で、僕は何となく 何かを傷つけたい 衝動に駆られた。

もういいよ、もういいよ

何がもういいかは 分からないけど、 心の中で繰り返して 呟いた。

こよん

…クスッ

何が面白いのか分からない。だけど自然と 笑みが零れた。

さっき紙をカットするのに使ったカッターに手を伸ばした。

そのままそのカッターで

腕に線を1本描く

細い線から血が出て、どんどん赤くなってく 様子が面白い。

そのまま 2本目、3本目、4本目

どんどん傷をつける。

同じ動作を繰り返して、繰り返して、何本目か 忘れた時ふと視界が 真っ白になり始めた。

貧血かな…

朦朧とする意識で 自分の腕を見ると、

自分の血で腕が赤黒く染まっていた。

あぁ、このまま 死んじゃうのかな?

初めて切って死ぬとかウケるわ、w

いっそこのまま 死んでやる、、

そのまま僕は 目を閉じた。

いたい

いたい

イタイ

イタイ

痛くない

起きると白い天井が 一番最初に目に入った

こよん

あれ、、

何が起きたの?

カッターを入れた 自分の腕には、丁寧に包帯が巻かれている。

薬っぽい、自分の部屋じゃない匂い

あ、ここ病院?

こよん

なんで…

さおみ

やっと起きた?

こよん

!!

横から声を かけられた。

声がした方を見ると、相方の姿があった。

こよん

ぇ…っと?

彼が言うに、

電話しても出なかった から家に行ったら、 僕が血を流して 倒れてた。

との事だ

さおみ

お前、あとちょっとで

さおみ

出血量多すぎて死ぬ
とこだったんだぞ?

こよん

あ、ありがとう…

何があったとか聞かないのは彼なりの優しい気遣いか。

さおみ

次、何かあったら

さおみ

ちゃんと相談しろよ?

こよん

うん、気をつけるね…

さおみ

本当だよw

『ありがとう』の 意味を込めて僕は彼を抱きしめた。

没!!

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