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気づけば俺に残された時間はあと八ヶ月。
まるで実感がなく、不思議な感覚だ
心臓腫瘍とは心臓にできる癌のこと
通常であれば心臓に癌はできない
しかし、稀に悪性腫瘍ができることもある
また、心臓腫瘍は突然タヒすることもある
ドクン、ドクン、と心臓が脈打つ音が 俺の命が終わるまでのカウントダウンに聞こえた
じゃぱぱ
るな
じゃぱぱ
るな
るな
じゃぱぱ
じゃぱぱ
るな
休み時間
もふ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
もふ
俺の最近の小遣いの使い道は、バスの運賃だ
自宅から学校までは定期だが、それ以外は自腹。
毎月の小遣いは1万円。
病気が発覚してから母さんは甘くなった
じゃぱぱ
病院の最寄りのバス停の、ひとつ前でバスを降りた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
花に関する知識が全くない俺は、どれを選べばいいのかわからずに店内をウロウロと歩き回る
なおきり
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
るな
るな
じゃぱぱ
じゃぱぱ
るな
るな
なおきり
じゃぱぱ
俺はとりあえずよさそうなピンク色の花の鉢を手に取った
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
るな
るなが持ってきたのは、
色はさまざまでオレンジやピンク、黄色など、綺麗な花だった
じゃぱぱ
るな
るな
なおきり
るな
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
なおきり
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
洗面所にあった花瓶に水を入れ、5本のガーベラを挿した
のあ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあさんが起きるまで、空いているページに絵を描くことにした
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
のあ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
のあ
のあ
じゃぱぱ
のあ
のあ
俺はのあさんにスケッチブックを手渡した
のあ
じゃぱぱ
のあさんの絵に比べたら、俺の絵なんて子供の落書きのようなものだ
のあさんは俺の絵を眺めた後、ベッドテーブルに置いてあるガーベラに気がついた
のあ
のあ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
のあ
オレンジ色のガーベラを一本手に取り、のあさんは儚げにそう言った
のあ
のあ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
すぐにのあさんの表情は戻った
いつもと同じ、少し寂しげにも見える無表情に
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
のあ
のあ
のあ
のあ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
じゃぱぱ
のあ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
またのあさんは黙り込んでしまった
ガラガラ
のあのお母さん
四十代前半くらいの綺麗な看護師だった
のあさんの体調を確認しにきたのだろうか。
邪魔にならないように、俺は立ち上がって壁際に寄った
のあのお母さん
のあ
のあ
のあのお母さん
のあのお母さん
のあ
看護師は忙しそうに、のあさんの点滴をチェックしたり、
身の回りの備品を整えたりしていた
のあのお母さん
のあ
ガラガラ
のあ
のあさんは少し照れ臭そうに言った
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
のあ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
のあ
のあ
その質問は今まで、たくさんの人にされてきた
ゆあんやるな、美術部の友達にも聞かれた
余命宣告を受けてからは適当に誤魔化していた
じゃぱぱ
のあ
のあ
じゃぱぱ
のあ
思ってもないことを、俺は口にする
画家になりたいだなんて、今まで考えたこともなかった
俺の余命とは関係なく、もともと美大に通う予定もなかった
ただ好きだから、俺は絵を描いているだけなのだ
じゃぱぱ
のあ
のあ
のあ
のあ
のあさんは笑い、小さく手を振った
俺も手を振り返して、病室を出た