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ジェル
俺は、人を笑わすことが好きだ。
家族も俺の漫才でたくさん笑ってくれて
俺は、「最強エンターテイナー」って家族に呼ばれるようになった。
でも、いつからやろ。
そう呼ばれなくなったのは。
さとみ兄ちゃんが母さんに虐待されているのを見て、俺は怖かった。
その時のさとみ兄ちゃんは笑顔じゃなかった。
そりゃそうだ。
痛くて、辛くて、苦しいんやから。
俺は、そんなさとみ兄ちゃんを 笑わしたかった。
でも、無理やった。
その時のさとみ兄ちゃんは笑って くれへん。
今でも、笑ってるときはあるが…
あれは作り笑いや。
他のみんなも全然笑顔じゃないし…
いつしか俺は。
家族を笑わそうとすることをやめた。
回想
莉犬
るぅと
昔の俺なら、 弟が泣いてたら笑わしてたやろうな。 でも、今の俺はできないんや。
ころん
泣かんといて。 ころ兄ちゃんが泣いても、俺は なんにもできへん。
ななもり
なな兄ちゃんは俺をどう 思ってるんやろうな。 おもろくない奴って思ってるんかな。
さとみ
あぁ…また作り笑顔。 俺は、さとみ兄ちゃんの本当の 笑顔が見たい。 でも、今の俺は笑わせることが できないんや。
だから、俺は。
自分だけでも。
笑顔でいる。
莉犬
ジェル
莉犬
ジェル
莉犬
莉犬
莉犬
ジェル
莉犬
ジェル
莉犬
ジェル
ジェル
莉犬
ジェル
莉犬
ジェル
莉犬
莉犬
莉犬
莉犬
みゆみゆ
みゆみゆ
みゆみゆ
みゆみゆ
みゆみゆ
みゆみゆ
みゆみゆ
みゆみゆ
みゆみゆ
みゆみゆ
みゆみゆ
みゆみゆ
みゆみゆ