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主
主
気づいたらまた同じ道を歩いていた
理由なんてない
ただ足が勝手に動いているだけ
Abe
小さく呟く
来る理由なんてない
それなのに足は止まらなかった
???
後ろから声がする
もう驚きも何もなかった
Abe
少しだけ間が空く
???
興味無さそうな声
昨日まではあんなに近かったのに
今日は少し遠い
Abe
すると君は首を傾げて
???
たったそれだけ
なんで?
心臓が変にざわつく
???
冷たい言い方
その一言でわかった
自分がどれだけこの言葉に期待を 抱いていたのか
Abe
気づいたら口が動いていた
???
振り返る時の顔はいつも通りなのに
なんでこんなに怖いんだろう
Abe
言葉が上手く出ない
???
少しだけ近づいてくる
距離が縮まる
それだけで安心している自分がいた
???
言葉に詰まる
分からない
でも本当は、
???
からかうみたいに言われて、 何も言えなくなる。
否定したかったのに
出来なかった
その沈黙を見て、 そいつは小さく笑った。
???
次の瞬間
腕をぎゅっと掴まれる
一気に距離がゼロになる
Abe
心臓が跳ねる
???
耳元で囁かれる
???
否定できない
離れたいはずなのに、 離れたくない。
???
少し低い声
???
逃げるか堕ちるか 選ばされてる
でも、答えなんて決まってた
Abe
そう言ったのに、、
体が動かなかった
???
また笑う
???
そのまままた、指が絡む
前より自然に 前より深く
???
囁かれる
???
少しだけ優しくて、 でも逃げ道を塞ぐ声
???
——その一言で、分かった。
もうとっくに
戻れなくなっている