この作品はいかがでしたか?
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椎名夏美
私は明日のためのくるみ入りで抹茶味のクッキーを作っていた。
私はオーブンの中を覗く。
椎名夏美
椎名夏美
その時、テーブルに置いていたスマホから着信音が鳴った。
スマホを手に取り、画面を見ると『村上春樹』と表示されていた。
最初は無視しようかなとも思ったんだけど…やっぱりなんか悪い気がして、仕方なく出ることにした。
…また、朔夜関係のことじゃないかと思ったんだけど…
椎名夏美
村上春樹
椎名夏美
村上春樹
椎名夏美
村上春樹
椎名夏美
村上春樹
椎名夏美
椎名夏美
椎名夏美
〜土曜日〜
午後に私は、かなえといつもの待ち合わせ場所で落ち合い神社に行くことにした。
前日にlimeで連絡取り合ってね
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
この日、私は朝から少し不安を感じていた。
なにに不安って聞かれると…分かんないんだけど…漠然とした不安が…
そして、その不安はある意味的中することになってしまったの…
神社に着くと、私はおばあちゃんにクッキーを届けに、かなえは参拝をと先に用事を済ませてから、東屋に向かった。
東屋には昨日と同じく朔夜が座って待っていた。
私たちが来たことに気がつくと、朔夜は立ち上がる。
昨日話してた通り、今日は服装は違いシンプルにワイシャツとジーンズ、そして頭には帽子を深く被っていた。
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
朔夜
吉井かなえ
朔夜
吉井かなえ
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
朔夜
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
朔夜
私は一緒に持ってきたお茶の用意をしている間、かなえは朔夜に色々と聞いていた。
朔夜なりに考えたんだと思うんだけど、一応『同じ高校生だけど体が弱くて、高校には通えず今は療養中』という設定でかなえには話していた。
吉井かなえ
朔夜
椎名夏美
クッキーを食べながら、今度はかなえは朔夜に高校のことを話していた。
いい感じで済みそうだなと思い、私の中のずっと消えなかった不安はようやく消えそうになっていたの。
その時だった。
強い風が吹き、深く被っていた朔夜の帽子があっという間に飛ばされてしまった。
朔夜は飛ばされないようにしようとしたみたいだけど間に合わなかったみたい…
…当然のことだけど…かなえは朔夜の頭の角に目がいっていた…
吉井かなえ
朔夜
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
朔夜
私は下手に隠すより、正直に話すことにしたの。
角を見られてしまった以上、下手な隠し方するよりマシかと思って…
私が話してる間、朔夜はずっと黙っていた。
多分、私に任せるということなのだろうと思ったわ。
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
吉井かなえ
椎名夏美
朔夜
吉井かなえ
朔夜
椎名夏美
吉井かなえ
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
こうして、かなえも朔夜の秘密を知る人として増えた。
…ちょっと先行き不安な気がするんだけど…
でも、付き合いの長い私はかなえが口硬いことは知っている。
私は不安な表情を浮かべる朔夜に何度も大丈夫と言って、とりあえずは安心した表情を見せた。
椎名夏美
吉井かなえ
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
椎名夏美
朔夜
吉井かなえ
私達は朔夜に見送られながら帰って行った。
朔夜
朔夜は本殿の裏に行く。
そして、体が光ると朔夜の姿は小さくなっていき光が消えた頃には黒い兎のような姿に変わっていた。
朔夜
朔夜
朔夜
コメント
22件
兎?さくやかわいい〜(o^^o) かなえがなんかの拍子に春樹あたりにさくやのこと話しちゃいそうな気が…
すごい面白いかったです!イラストも上手ですし、続きまってます!
可愛い兎だなぁ……()