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第2話!!
説明?は1話を見てきてください!!
地雷さんはまたねー!!
それでは!!いってらっしゃい(◍ ´꒳` ◍)
スタジオを出ると、夜風がじんわり汗を冷やした。
リハを終えたばかりの元貴は、フードを深くかぶり直しながら、隣を歩く若井にぼそっとこぼした。
「……今日、ちょっと歌、外してたよな俺。」
「気にすんな。誰も気づいてねぇよ。
……てか、俺にはよく聞こえてたけど?」
軽く肩をぶつけながら笑う若井。
その自然さに、元貴は思わず口を尖らせた。
「お前……そうやってすぐ調子のいいこと言う。」
「調子いいんじゃねぇよ。……本気だって。」
その真っ直ぐな声に、元貴はフードを下げて視線を隠す。
心臓がやけに騒がしくて、夜道の静けさが余計にそれを強調した。
⸻
二人が帰り着いたのは、若井のマンション。
「送るだけだからな」と言ってついてきたはずが、自然と玄関の中まで入ってしまった。
「ほら、冷たいの飲めよ。」
若井が冷蔵庫から缶を取り出し差し出すと、元貴は小さく頷いて受け取った。
その指先がかすかに触れただけで、妙に意識してしまう。
ソファに座った瞬間、張り詰めていた疲労が一気に押し寄せ、元貴は小さく息をついた。
「……もう、だめ。眠い。」
「横になれば。」
若井はそう言って、当然のように元貴の隣に腰を下ろす。
「近い。」
「いいだろ。二人しかいねぇんだし。」
軽口を叩きながらも、若井の視線は真剣だった。
揺れる瞳が何を求めているのか、元貴は痛いほど分かってしまう。
「……若井。」
名前を呼んだ途端、喉が詰まった。
その瞬間、頬に温かな感触が触れる。
若井の唇が、優しく頬を撫でていた。
「っ……!」
反射的に顔を逸らそうとしたけれど、顎をそっと支えられ、逃げ場をなくす。
「……元貴。」
言葉の後、唇が重なる。
最初は触れるだけ。けれどすぐに深く、甘く。
元貴は力が抜けて、若井の胸に手をかけることでしか耐えられなかった。
離れたとき、二人の呼吸は荒く、静かな部屋に熱が充満していた。
「……ほんと、ずるい。」
かすれた声で呟く元貴に、若井は笑いながらもう一度額にキスを落とす。
「ずるくてもいい。お前だけにだから。」
元貴は顔を真っ赤にしながら、視線を逸らした。
けれど、その手は若井の服をぎゅっと掴んだまま離さなかった。
夜はまだ長い。
二人の鼓動が重なり合う音だけが、静かな部屋に響いていた。
どーでしたでしょう!!
日本語おかしいかもです( ߹꒳߹ )
( ´・ω・`)大目に見てくだせぇ