テラーノベル
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昨日と同じ帰り道
いつもの風景が通り過ぎる
誰もが忙しそうな顔して
僕もその一部みたい
ため息交じりの夕焼けを
見つめ直しても変わらない
普通な気持ちで歩き出した
当たり前は いつも静かに
小さな芽だって包み込む
泣き出しそうな今でも
生きているって実感させる
あぁ、それだけで十分だ
月日が流れて季節模様
旬の果物詰め合わせ
誰もが素通りするカウンター
僕もそれに混じってるみたい
背を伸ばしてく朝日を
消そうとしても消えはしない
普通の気持ちが疼(うず)いた
当たり前は きっと優しくて
ふとした時に近寄ってくる
笑えない時間があったとしても
それを無視してくれる
あぁ、自分もそうしてみたい
何も出来なくても
涙がこぼれた としても
明日は 明日は
もう少しだけ
もうちょっとだけ
優しくなりたいな
当たり前は きっとずっと一緒
自分だけなんてそんなのは嘘だ
抱いて悲しみ
そして分かち合う
それだけで成長だ
あぁ、これが真の奇跡だ
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