🦍「へぇ…ここが闇市、ねぇ。」
僕は仕事帰りにふと闇市に立ち入ってみた。
🦍「うわっ、やっぱり人混みがすごいなぁ。」
闇市に来るのは初めてじゃないけど、さすがに人が多すぎてびっくり。
…ガサガサ …ガシャ、ゴソゴソ
🦍「ん?何この音………」
路地裏から何かを探すような音…気になる。
🦍「………あっ。」
獣人だ。この子は…狼と人間のハーフかな?その子はゴミ箱に頭を突っ込んでる。食料を探してるのかな?…ちょっと近寄ってみるか……
ソロソロ…トコトコ
?「…………ッ!!ガルルルルルッ!!!」
🦍「うおっ?!」
その子は威嚇をしてきた。まぁ、急に人が近づいてきたら怖いよね……
🦍「…大丈夫だよ。ほら……」
?「グルルルルルッ……!!ガウッ!!」
🦍「い”ッ………?!」
噛まれちゃった…コンクリートが少しずつ赤色に染まっていく。
🦍「いててて…ッ大丈夫だよ。ほら、僕はなにもしないから。」
そういって鞄からパンを取り出す。仕事中に食べようとしてすっかり忘れていたパン。
🦍「お腹、空いてるでしょ?食べな。」
片手で袋を開け、その子にパンを近づける。
?「……ぅ…グ…」
その子はパンをじっと見つめていた。僕の手から牙は抜いてくれないが…
?「グゥ……ガウッ!!」
🦍「ぉわっ!」
その子は僕からパンを奪い取り、パンくずをぼろぼろこぼしながら貪り食った。
?「わふ…ングルルッ…!」
千切れるくらいに尻尾を振る様子は、尻尾にも意思があるように思えた。
🦍「…君、名前は?」
?「…………!ヴヴヴッ…」
🦍「……………」
名前、ないのか…
🦍「君の名前、僕が決めてもいいかな?」
?「ヴルルルルルッ……」
…わかんないけど、とりあえず決めよう。
🦍「…ん、ぼん……?」
その子のTシャツの前後に「ぼん」とプリントされていた。この子とは初めまして…挨拶をしなきゃいけない…こんにちは、ボンジュール……
🦍「…ボンジュール」
?「………………?」
🦍「ボンジュール…ぼんじゅうる…!!そうだ、ぼんじゅうるって名前はどうですか?!?!」
?「……わぉんッ!!」
その子は力強く吠えた。まるで、僕の提案を肯定してくれたみたいに。
🦍「喜んでくれたみたいで良かったよ。あ、僕はドズル。よろしくね。」
🍆「わふ…?」
……可愛い。連れて帰りたい。
🦍「…ねぇ、僕の家に来ない?」
↓※ここからは主の自己紹介なので、見たくない方はスクロールしちゃって下さい🙇
初めまして、クレイジーシュガーと申します。これが記念すべき初投稿なのでちょっと緊張してます(爆)この物語をどれくらいの人に見てもらえるかわからないけど、精一杯頑張ります…!!!これからよろしくお願いします!!!(物語変なとこで切ってごめんなさい…)
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!