🦍「ねぇ、僕の家に来ない?」
🍆「グルル…?」
わかってなさそうだなぁ…とりあえず、連れていってみるか。
🦍「ほら、おいで。」
手を繋げば、少しは安心してくれるかな?
🍆「…………ッ!ワォンッ、ワンッ!!!」
🦍「わぁっ!!違う、君を傷つけたい訳じゃッ…!」
🍆「わぉんッ!!!グルルォンッ!!!」
🦍「ッ…………………」
今まで、どんな酷いことをされたのだろうか…
🍆「クゥン…クルル……!」
🦍「…大丈夫。絶対になにもしない。」
そっと手を近づけて、撫でてみる。
🍆「わふッ…?!わんっ!!わうぅぅッ!!」
やっぱりまだ怖いかぁ…まぁ、無理もないよね。
🦍「大丈夫。怖くないよ。」
🍆「わぉんっ……はっ、はっ…」
落ち着いてきた。このままいけるか…?
🦍「大丈夫。絶対に幸せにするから。ほら、おいで。」
🍆「…………わんっ…」
トコトコ
っ…!着いてきてくれた…!!
🦍「ふふ、いい子。」
🦍「着いたよ。ここが僕の家。」
🍆「グルルルル………」
また威嚇してる…やっぱり、まだ怖いよね…
🦍「…大丈夫だよ。なにもしないy…」
🍆「ヴヴヴッ…わ”ぉんッ!、わ”ぉんッ!!!」
ガブッ
🦍「ぐっ……?!った……」
🍆「ヴヴヴッ!!!ガウッ!!!」
今度は足を噛まれた。とても必死なのが伝わる。
🦍「っ……はは、痛いよ。」
🍆「…………わぅ…?」
🦍「おいで。二度と失いたくないんだ。」
🍆「ッう……あぉんっ…」
トコトコ
僕の足から離れてくれた。血は流れたままだけど、僕の不安は止まった。
🦍「ようこそ、僕の家へ。」
僕はぼんじゅうるくんを家の中へと案内する。…てか、名前を付けたのはいいものの、長くないか…?
🦍「あの、ぼんじゅうるくんのこと、これから”ぼんさん”って呼んでもいいかな?フルネームで呼ぶのはちょっと長くて…」
🍆「………あぉんっ、?」
🦍「うんうん…なるほど、わかんない。けど、とりあえずぼんさんって呼ばせてもらうね。 」
そう言って、僕は笑った。ちゃんと笑顔になれてたかな?
🍆「………わふッ」
🦍「ッ…え?!?!」
ぼんさんはさっき噛んだところを舐めてきた。少しは安心してくれたのかな…?
🦍「んふふ、くすぐったいよぉ。」
🍆「はふ……わぅッ…」
🦍「ふふッ、ありがとうぼんさん。」
あぁ…なんて可愛いんだろう。永遠にこの時が続けばいいのに。
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