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__ヴァイス・アンゲル……
__シュヴァルツ・ディヤーヴォル……
両者とも…今年より階級+Aに昇格し、、そして…
両者には、領地への配布…及び…
死神への暗殺を許可する__
真っ白の雲が2人の頭を通り過ぎる…空は青く、天候がどうやら良い
太陽がスポットライトみたいに2人を照らし存在を目立たせる
風が吹き、二人髪を刺激する
白く美しい巻き髪…にごりも穢けがれを知らない泡色の瞳…透き通るような白い肌…
首まで伸びた黒い髪を結び直す…褐色の肌…紅を引いたような瞳 …カチャッとを鳴らして眼鏡を掛け直す
ヴァイスは頭の後ろに腕を組み、隣にいるシュヴァルツに話しかける…声のトーンは相変わらず穏やかだが、どこか印象に残る
(このテンションで話しかけるって事は…)シュヴァルツは何か察し、少し目を細める
ヴァイス「あのおじいちゃん、話長い長いんだよねぇ…」
ヴァイスのお決まり文句が始まったことに察してしまい、シュヴァルツは大きな溜息をつく
ヴァイスはそれに気が付き、頬を膨らませて拗ねる
ヴァイス「なぁに?その顔…」
シュヴァルツ「お前…相変わらずだな…」
ヴァイス「何が〜?」
シュヴァルツ「少し人の話を聞く気はないのか?あんな態度…いつまで続けるんだよ…」
そんな言葉を聞いてムスッと頬を膨らませて可愛子ぶり、唇を尖らせる
シュヴァルツはそんなヴァイスに呆れ返り、目を逸らして呆れる
そんな姿を見たヴァイスはさらにムスッと頬を膨らませて両腕をブンブンと縦に振る
ヴァイス「もう!!なんなのさ!!その顔は!!真面目キャラした不良が!!」
そんな言葉を聞いて少しイラッときたシュヴァルツは言い返す
シュヴァルツ「真面目でいいだろうが!!お前こそ!!人の話ぐらいちゃんと聞け!!」
ヴァイスは鼻で笑い、腕を組む
ヴァイス「はっ…これだから真面目は…」
シュヴァルツ「バカにしてんのか??」
さらにイラッと来る2人…喧嘩が始まりそうな時だった
小さな女の子が茶色の瞳で2人をじっと覗く
2人は気が付き、ヴァイスは目をハートにし、シュヴァルツはその小さな女の子に気が付く
「何してるのー??」
首を傾げ、尋ねる…ヴァイスはギュッとその女の子に抱きつくが、そんな姿を見てシュヴァルツはさらに呆れ返る__