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え?虐められてたってなに?
俺全然知らないんだけど……
何 で言ってくれなかったの?
ちゃんと虐められてるって言われたら……言
われたら……。
あ”ぁ~~!!
俺じゃどうにも出来ないけど!!
でも……でもさ、仲間じゃん
俺ら小学校からずっと一緒だったじゃん。
何で……もふくんには話して俺には何もないの?
何それ……俺信用されてない?
mf「それで皆に協力して欲しいんだ」
jp「いいけど……協力って何したらいいの?」
mf「まず、俺から手を出したら俺が危ない。 」
もふくんは拳を握って続きを話す。
mf「だからまずは相手にファーストを譲る」
「……」
mf「そうすれば正当防衛でぶちのめせる……勿論証拠は抹消するために新しい靴と手袋……そして、なるべく暗めのフード付きの服を着る」
mf「後は簡単だ、相手はフードを被っていてこちらのことが見えにくい。そして靴は燃やすか捨てれば何とかなる。そのまま裏路地から離れた場所でフード付きの服を脱ぎ、着替える。ちゃんと隠れてね?そしてその後バラバラに別れる。そうすればもし見つかっても誰がやったか分からないし、一般人の生徒会を装ったままで全てが成功する。……どう?悪くない案だと思うけど 」
ペラペラと止まることなく話しているのを見て、完全にブチギレていることが分かる。
jp「なるほどね、そもそも正当防衛の意味って具体的に何なの?」
mf「今さらそれ気にする?」
jp「一応知っといた方が良いじゃん?」
mf「まぁ、何かあるんだろうけどちゃんと答えるよ」
jp「おっありがとぉ」
mf「はいはい、まず正当防衛というのは刑法第三十六条で定められている急迫不正の障害に対して、自己又は他人の権利を防衛するため、やむを得ずにした行為は罰しないというもの」
no「ほぇ~」
mf「もしそれが過剰防衛だった場合でも減刑や免除される余地のあるそんなに危険なものではない」
hr「なるほど」
mf「過剰防衛と正当防衛の違いは相手と自分の武器等が該当する。例えば相手が刃物を持って仕掛けてきて、それに対して素手で戦う、もしくは刃物を取り締め上げるのは正当防衛になる。」
mf「もしそれが逆であれば、相手が素手でこちらが刃物で戦えば余程のことがない限り過剰防衛となる。」
mf「あっちは刃物を持ってやってくる筈。何故ならいつも持ち歩いているという情報が入ってるからね、どう?分かった?」
jp「じゃあとりあえず相手が刃物、こっちは素手でそしてなるべく指紋等を残さずぶちのめせば良いってことね?簡単じゃん」
no「中学生に戻った感じがしますw」
hr「んねw」
jp「まぁ、もふくんがキレるのは分かるけど、あんまりやり過ぎて殺さないでよ? 」
mf「俺がそんなヘマすると思う?」
jp「しそうなくらいキレてんだもんw」
mf「まぁね、後悔させるつもりだよ、というか何で正当防衛について聞いてきたの?別にそんなんいつも気にしなかったじゃん」
jp「んー?かわいーお友達が聞いてびっくりしてるから一応知っといた方が良いよって言いたかったんだぁ」
hr「……?」
no「……!」
ガチャッ……(扉を開ける)
no「ゆあんくん……」
ya「ぇ……あぅ……んぅ……ぐすっポロポロ」
なおきりさんが焦りながら抱きしめる
ya「ふ……りょ……なの?」
no「えぇっと……」アセアセ
jp「そうだよ?元不良。 」
ya「……つよい?」
jp「それなりに?」
ya「……ぐすっポロポロ」
ゆあんくんは下を俯きながら、ずっと泣いていた。
jp「ん、とりあえずなお兄呼びに来たんでしょ?」
コクッ……
jp「そんじゃ、おやすみゆあんくん……」
ya「……んぇ?」
パタンッ……
no「さっ行きましょう?ごめんねあんなとこ見せて……怖かった?」
フリフリ……
ya「……ぐすっ……ダイジョブ」
no「……ニコ」
話を聞いていると扉が開けられて、思わず涙が溢れてしまった。
何となく喧嘩とかは強いんだろうなぁと思っていたので、そこの怖さは無かったんだけどそれでも勝手に涙が出てきて、不安になった。
なおきりさんが俺をベッドまで連れて行ってくれて、いつものように腕枕をしながらトントンしてくる。
ギュゥッと抱きつくと手が止まって、なおきりさんも抱きしめてくれる。
うとうとし始めた時に聞こえた声は優しくて、なんて言ってるのか聞き取れなかったけどふわふわした頭がもう寝てしまいなさいと、瞼をおろす。
瞼をおろした瞬間にふと優しい重みと、なおきりさんの匂いが強くなった気がする。
ゆあんくんはびっくりしただけで、別に怖くなった訳ではなくてただ感情が追い付かなかっただけらしい。
すぐに僕の腕で、眠り姫になってしまった。
no「かあい♡」
チュッ……
優しく瞼にキスをすると、安心したように顔の力が抜ける。
あぁ、可愛いなぁと思いながら外に出る準備をして、暗闇の中へ入っていった。
クソッ……クソッ!!
逃げても何処にいてもヤツがくる。
何人かいるようだが、油断してた!
チッ……
夜の散歩と称した夜遊びをしに、外へ出て女どもと酒の飲んでタバコを吸った。
女は気楽だ。
人生イージーモードなんだろ?
ちょっとくらい手を出しても許されるよな?
無理やりするなんて最低?
ハッくだらねぇ、弱いお前らが悪いんだろ?
自分達は他とは違うみたいな顔して、いつもは女を盾にしてるくせに都合が悪くなると差別だ何だかんだ言う。
ブスのくせに上にいると思って仮の、一軍という名前の上で踊らされてる。
男は妊娠できないし、生理や出産の痛みが分かんないとか良い放って勝ち誇った顔をしてる女に俺は、汚い血でまみれた性別の人生じゃなくて良かったわって言ってやった。
そしたら急に泣き出して皆俺を責める。
そもそも俺ら男と女は一生分かり得ない訳で、女に優しくするのも何もかも下心があるからなんだよ。
ブスには人権がない?
女はブスだと仕事にも支障が出る?
お前らの母親がそんな顔に産んだのが間違いなんだよ
恨むなら自分と母親を恨めよw
そんなことを思い出しながら、いつも通り公園でギャイギャイ騒いでる女どもにハーレムされながら、火遊びをしていた。
すると奥から一人の男がやって来て、じっとこちらを見て……近づいてきた。
それに気づいた女どもは俺の後ろに隠れてコソコソしている。
チッ……めんどくせぇ
「おい!そこのヤツ!俺らは忙しいんだよ」
「それとも何?女にちやほやされてるのが羨ましいから来たのー?」
「もしかしてここはみんなの公園だぁなんて子供じみたこと言いに来たんじゃないだろうな? 」
「……」
ザッザッザ……(近づいてくる)
男が近づくと周りの女どもは一斉に逃げ出した。
でもソイツは端から気にしていない様子で、こちらをじっと見つめている。
さすがに俺もイラッとして言った。
「俺さぁ、怒るとマジヤバいんだよね」
「すぐ見境なく殺しちゃうし、ほら!」
刃物を見せつける。
「こんな風にいつでも持ってんだよ。だから逃げんなら今のうちだよー?お馬鹿さん♡」
「……」
「あれー?怒っちゃったぁ?」
「なぁ聞いてんのぉ?」
「……」
ナイフを男の首元に近づける。
「マジで殺るよ?」
バコンッ!!……
???
何が起きた?
だって……はぁ?俺が脅した瞬間、目が合って吹っ飛ばされていた。
なんだよ……それ?
ヤバい反撃しないと!!
あの男は女癖が悪くあまり関わりたくない。
でもどぬくさんの為……そして俺のために近づいた。
途中で女性達が逃げてくれたので、とりあえず安心する。
男がナイフを持ち出して首に近づけてきたので、問答無用で吹っ飛ばした。
男は心底驚いた様子で固まっていたが、すぐに体制を整えて刃物を持ち走り込んできた。
タイミングを見極めて、男の手の甲の小指側をおもいっきり叩く。
そして男の意識がそっちに向いた瞬間、急所を蹴り上げて、腕を持ち相手のほうへ返して肘にプレッシャーをかける。
そのまま外側に向けると相手が倒れるので、その隙におもいっきりかかと落としをして、緩んだ手から刃物を取り上げる。
相手はフラフラと起き上がるので、合図を出して後ろからじゃっぴに蹴りを入れて貰う。
相手が倒れた後、十分距離を取って待つ。
あの男はプライドが高いため、神経を逆撫でしたのかこちらに突っ込んでくる。
軽く距離を取りつつ、スマホのボタンを押す。
これは改造したもので、電源を入れるとじゃっぴ達に繋がるので、それを合図に一斉に飛び出す。
全員でフルボッコにした後、一旦刃物の持ち手を取って投げ渡す。
そっちに視線が移動した瞬間、相手が大きく目を見開きフラッと立ち上がり、こちらに突進してきた。
ソイツが好きな女を視線の先に立たせて、この様子を観察して貰った。
勿論フェイクで俺らの女友達にお願いして髪型やメイクをして貰い、マスクをして立って貰った。
ここは広場より小さい何というか道というか分かんないところで、川が流れていてその前にいるのでいることは分かるが、良く見ないと本人か分からない。
えとさんは元不良の女の子でメイクが上手なママ兼親友のシヴァさんがいるため、今回は協力して貰った。
フルボッコにされて動けないでいると、四人のうちの一人が何かを投げてきた。
そっちに視線が行った瞬間、俺は最悪の事態に気がついてしまった。
俺は中学の時からある女の子が好きで、いつか付き合いたいと思っていた。
その頃は陰キャで裏でぶつぶつ言ってるような人間だった。
こんなんじゃ駄目だと思い、高校生デビューを果たした。
彼女からイケてんね!かっこいい~と言われ、嬉しくなって彼女はこういうワイルドな感じが良いんだと思い、女と遊びまくって一軍に入った。
所詮俺は俺が貶していた女どもと同じで、一軍という名に踊らされていたんだ。
それから俺は彼女関係なく止められなくなり、こんな風になってしまった。
それでも、一応彼女にはカッコ悪い姿を見せないように努力してきた。
だからこそ、今起き上がってコイツらをぶち殺さないと俺はまた陰キャに逆戻りしてしまう。
そんな思いから、俺は全力疾走して突進した
結果は惨敗だった。
俺が殴ろうとして手を上げるとおもいっきり足の内側を蹴られた。
何でか分からないけどめちゃくちゃ痛すぎる。
俺はその他色々と攻撃したが、最後の回し蹴りで意識を手放した。
男が殴りかかろうとした瞬間に体を少し反らしながら、内側のくるぶしから指三つ分ほどのところにあるツボらへん全体をおもいっきり蹴った。
ここは護身術を習っているとかなり痛いことで有名で、相手が突進してきたら基本相手は手前で止まって殴りかかるという無駄な時間が出来るのでその瞬間に行う。
俺は特に護身術を基本として攻撃する。
じゃっぴは相手の急所よりも楽しく殺りたい若干サイコパスなので、急所ではないけど痛い場所を多く狙って最後にかっこ良くきめる戦い方をする。
なおきりさんは、なるべく逃げてそこから周りの地形を生かして攻撃するタイプ。足が速いので中々追い付けないし、筋トレを欠かさないので蹴りもパンチも重く強い。
ヒロくんは絶対敵にまわしたくないタイプだ。超がつく程ドSで、拷問とか普通にやるし案外情報にも長けていて気づいたら全部終わってたこともあったなぁ。
それにしてもひどい攻撃だな。
とりあえず当たれば良いと思っているのか、無我夢中で攻撃してくる。
ほとんどは当たらないし、フルボッコにされているので体が無意識に怯んでいる。
蹴りを入れようとするなら、内側から足をのせて回すと動けなくなって転ぶ。その隙に首と胸の間辺りに膝をのせ、指を簡単に弄ぶ。
うるさいので次に起き上がった瞬間に回し蹴りをお見舞いしてやった。
じゃっぴ達は別のことで会話していて、えとさんも帰る報告をしたので帰ることにした。
暗い路地裏に着いたら皆一斉に着替える。
中に服を着ているので軽く脱ぐだけだ。
とりあえず地面が土だったし、靴は燃やすか捨てないとなと思いながら歩き出す。
別に殺した訳じゃないが、気持ち悪いから。
ここからはめんどくさいがコンビニによって血がついていないかの確認と声をかけられても騙せるようにアイスか何かを買う。
めんどくさいが見つかってよりめんどくさいことにならないように、念には念を入れる。
こういう一つ一つが大切な人を守る術となる
はじめは皆乗り気じゃなかったけど、何度もするうちにこれが恒例となった。
勿論コンビニは固定しないし、バラバラでも一緒でも良いが、夜中に未成年が出歩いているとめんどくさいのでアイスを買うことで家が近いのでアピールをする。
四人で行くと認識されやすくなるため二人は外で待つことになっている。
基本的に全員でバラバラになる時意外は、必ず一人にならないように気を付けている。
とりあえず買うのが終わったら、急いで家に帰る。
これで完璧だ。
あの男も分からないだろうし、酒を飲んでいたのでそれで寝てしまったということになるだろう。
アイツは常習犯だから弁解しても無駄だろうし、証拠も何もない。
それに子供の喧嘩に付き合ってるほど周りは暇じゃない。
今日は退院の日だ。
嬉しいけど……デート……するのかな?
もし冗談とかだったらどうしよう
でも……でも楽しみなんだからちょっとくらい浮かれてても良いよね!
「あのね……お兄ちゃん」
dn「んへ?どしたの?」
「私……ターインしたらお兄ちゃんとケッコンする!」
dn「ぁえ?結婚?」
「そう!だから約束して……絶対治るって」
dn「……それは……うん、結婚なんてしなくても、俺はいつも君が退院出来るように祈ってるよ!」
「ほんと?」
dn「もちろん!」
「ぷろぽーずして」
dn「え?プロポーズ?」
「そしたら……きっと……頑張れるから」
dn「うーん……じゃあ」
mf「ストップ」
dn「え?」
mf「何してるの?」
びっくりして声のする方を見るともふくんがドアにもたれ掛かって見ていた。
mf「もう……帰れそうだね」
俺の服装を見た後嬉しそうに言った。
「うん!もう元気だって!」
dn「……ま……またね!」
「…!うん!!またねぇ!」
俺ともふくんは病室を出た。
少し歩いたところでもふくんが聞いてきた。
mf「着替えたのって一緒の病室で?」
dn「え」
dn「ちゃんと別の部屋で着替えたよ?」
mf「そっか……なら良かった」
確かに先輩からの傷を小さい子が見たら、怖いもんね!
最近患者さんが多いらしくて、一緒の部屋になったけど嫌じゃなかったかな?
聞いとけば良かったな……
今日はどぬが帰ってくる日だ!
朝からウキウキしてテンションが高くなっちゃった。
一人で寝れないしどぬが居てくれたらきっといつもよりぐっすり眠れるはず!
それに皆が揃うの久しぶりだから、お祝いパーティーでもしたいなぁ
たっつんに言ったら嬉しそうに笑って任せとけって言ってたから、きっと楽しくなるよね
どぬも喜んでくれると思うし……
……そういえば皆が揃ったら生徒会長達は家に帰るのかな?
もう、問題は全部解決したし……
そっか……寂しくなるなぁ
その後パーティーをして、すごく楽しかったけど……やっぱり寂しくて
ya「ねぇ……本当に帰るの?」
jp「んー?まぁねもう、問題解決したし」
tt「そっか……またな!」
ur「…夜なのに良いのか?」
jp「だってどうせ帰るんだし、みんなで決めたことって言ってたから……じゃあね」
バタンッ……
tt「まぁ、あぁいうのはみんなそんなもんだろ……しゃぁない」
ya「とりあえず寝よっか!」
tt「そうやな!だいぶ疲れたし……どぬも疲れたやろ?」
dn「そうだね……今日は寝よっか!」
暗い夜道を歩くじゃぱぱになおきりさんが声をかける。
no「すぐ帰って良いんでしょうか?心配してましたよ?」
jp「……はぁ……俺たちが会議で決めたこと忘れたの?問題を解決するまでシェアハウスに居るって話だったろ?ならもう解決したんだから良いだろ」
mf「何そんな焦ってんの?もうちょい落ち着きなよじゃっぴ」
jp「……とりあえず家こっちだから、じゃあな」
mf「あーはいはい、さよーなら」
no「またなぁ!」
その日の夜、彼と二人でベッドに寝転ぶ。
どちらからともなくキスをした。
アイツにされてから、より性欲が増してしまった。
そのことは話してないが、察しているのか何も言わず体を重ねて抱きしめ合った。
これからという時にピロンッと彼のスマホが鳴った。
数秒葛藤した後、メッセージを見ることにした。
そこには、久しぶりと書いてあり不思議に思っていると、プルルルルッ……とスマホから電話がきた。
tt「はい、もしもし」
「ビデオにするね!」
tt「え?あちょっ……」
そこには可愛らしい女の子二人が映っていた。
「やっほー!」
tt「……っ!るなと、のあさん!!?」