この作品はいかがでしたか?
37
この作品はいかがでしたか?
37
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
クラブ内は揺らぐことのない歓声に包まれている。
「声を上げているのは本当に食べ物がいるのではなく、このユニークフィールドの特性らしいですね」
「俺の名前はペパロニピザ!捨てられ腐った悲しきピザ!だけど折れないココロはキザ!キミのココロをへし折るキラー!」
オォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!
するとペパロニピザから大量の音符が放たれる!
そして地面に衝突し――
パァァァァァン!!
爆ぜる!
「なっ、何これぇっ?!」
「ラップを歌うと攻撃が来る…ってのか?!」
みかんとにんじんが声を上げる。
「BPM130の自己紹介ラップだYO!避けてみな!!」
その瞬間、たまごが叫ぶ!
「わかりました!これはペパロニピザさんのフードアビリティです!BPM…テンポが早ければ早いほど攻撃が強くなるんですよ!」
「な、なるほど…」
すると、ペパロニピザが僕にマイクを投げてくる。
それを僕は反射的に受け取る。
「YOUも来いYO!」
「えっ、えぇぇ?!」
そんな声と同時に僕は壇上にテレポートさせられる。
「まずは自己紹介から頼むYO!」
オォォォォォォォォ!!!!!!
一気にクラブが湧き上がる。
「(即興で…?いや、やんなきゃ…今の心境をそのまま…ぶちまける!)」
HEY! HEY! HEY! HEY! HEY! HEY! HEY! HEY!
僕の心のなかで構成したリズムが響き渡る。
「ほう…140…!」
「SUNの様に光放つBODY!ココロもカラダもずっしりヘビー!尋ねる『ワタシの欠点ナニー?』さぁさぁ宴だ急げよhurry!」
オォォォォォォォォ!!!!
するとペパロニピザが吹き飛ぶ!
「よっし!」
「…やるねBaby…MEもTRY!!」
ドゥン、カッ!ドゥンドゥンカッ!
「(リズムが…変わった…!)」
「MEの!バトルは急・展・開!相手はすでに?精神崩壊!おいおいおいおいダイジョブかい?そんなMEは?大・天・才!」
オォォォォォォォォ!!!!!!!!!
「(やばい――!このまま行くとみんなに攻撃が…!食い止める…それしかない!!!!)」
その瞬間、りんごがオーラを放ち始める!
「あれは…ただフードパワーを開放しているだけじゃない…もしや…覚醒?!」
「おい、何か風が吹き始めてるぞ…?!何だこれ…!」
「て、てかこのままじゃ攻撃がりんごに直撃しちゃうよ…?やばいじゃんっ!」
「(なんだか…不思議な気分だ…!何でもできそうな…感じがする!)」
その瞬間、りんごの手から物凄い風が生成され、それは音符攻撃に当たり――
バァァァァァンッッ!!
――跳ね返す!
「あれはもしや…りんごさんのフードアビリティ!恐らくは………衝撃波」
つづく