今日の駄作小説〜〜〜
(今日は短文じゃないヨ)
告白は___
「赤組ー!いけー!!」
「白組ー!負けんなー!!」
沢山の声が飛び交う体育祭。
今は借り物競争中
次は俺の大好きな人の番
俺の大好きな人は皆からモテモテで俺とあの人が付き合うなんてこと無いと思うけど
今日ぐらいは、この気持ち吐き出してもいいよね。
「それでは、よーい・・・」
パァン!!!
乾いた音と共に走り出す生徒たち
俺の大好きな人、まろもお題が書かれた紙を掴んだ
お題を読んだのかきょろきょろとあたりを見回している
俺がいる方を見たあとニパッと一瞬笑って、こっちに走ってくる
周りの女子たちがキャーキャー喚いていてちょっと・・・いや、かなりうるさい
まろが周りの女子たちなんていなかったかのように俺に向かって一直線に走ってくる。
・・・は?
「ないこっ!一緒に来てくれへん?」
「おっ、俺ぇ!?」
「ないこしかおらんの!はよこい!」
「あ、ちょっと!」
強制的に立たされ一緒に走る
お題の内容も聞かされてないので喜んで良いのか全然わかんない
周りの生徒達はまだ探しているらしく、あちらこちらを走り回っている
そして度々こちらを見るなり「クソがお前のそのお題と変えてほしいわ!ほんとに!!」と叫ぶ人がちらほらいた
いや、どんなお題だったんだよほんと。可哀想に・・・
そう思っているともう目の前にゴールテープが待機していた
「ゴールおめでとうございます〜!」
「それではお題の方見させてもらってもいいですか?」
「あ、どうぞ。」
お題をみるなり見た女子生徒が一瞬目を見張ってこちらを何度も見たがすぐに笑顔に戻り、笑った。怖。
「あー、お疲れ様です−。こちらにどうぞ〜♪」
わけがわからないままトラックの真ん中に誘導された
生徒たちは何があるのかと騒ぎ始めていた
いや一ミリも知らせれてないんですけど、これから何があるんだ?
「ないこ、こっち見て、」
まろにそう言われまろと向き合う形になる。
次の瞬間まろが勢いよく頭を下げた。
「!?」
「ずっと前からないこのことが好きでした。」
「もしよければ俺と付き合ってくれませんか?」
マイクが仕込まれていたのだろう
まろの声がグラウンドに響き渡る
わっと一斉に大きく聞こえる声達
でもなぜか声は頭に入ってこなくて、まろの言葉がずっと頭に響いて返事が遅れた
やばい、まろが不安に思っちゃう
そう思って返事をしようとしたのに、体は言うことを聞かない
俺の体は思いっきりまろに抱きついた
目から溢れる水が止まらない
「喜んでっ、!」
その言葉を合図にさらにに盛り上がる歓声
まろも嬉し泣きをしながら俺を抱き上げる
お互い泣いてるけど、嬉しすぎてその場で甘い口づけを交わした
さらに歓声が上がったのは言うまでもない