星屑の舞う夏の花

雨に触れる指先

降り出した雨に立ち尽くしていた天野朔は、無愛想で有名な神崎晴弥に傘を差し出される。雨音に包まれながら歩く放課後、触れた指先と小さな会話に、朔は胸の奥が静かに熱を帯びていく。不器用で言葉数の少ない晴弥。近づくほど、彼の優しさを知るほど、どうしようもなく惹かれてしまう。けれど、晴れの日になると彼はまた遠くなる。
雨の日だけ、彼の隣にいられたらいい。そんな願いは、いつしか恋に変わっていく。

転校生に見られたり、狙われたり！？

転校生に見られたり、狙われたり...私、どうなるの～！？

叶う恋

転校生の人見知りのあまねが隣の席のゆずはに恋する話

引き算。一体何が残る？

ここは六影奏高校。世間で問題児と呼ばれている男子が集まる高校である。それぞれが十人十色、いろいろな性格を持っている。彼らはどのように卒業していくのだろうか。いや、卒業できるのだろうか。