第一部
深澤side
「お、ふっか。おはよ」
「照、おはよ」
「早いな」
「そっちこそ。まだみんないないかな?」
「たぶんねー」
楽屋に向かう途中で照に会って2人で話しながら楽屋の扉を開けると、甲高い声が響く
「あ!ひか!ふっか!」
たたたたっと駆け寄ってきて2〜3歳くらいの男の子が俺の足に抱きつく
「うぇ〜?どこの子〜?笑」
「どっかの子役?でも名前呼ばれたよな?」
照と2人でしゃがんで、男の子に目線を合わせる
「おはよう」
「おあよ!ふっか!」
にかっと笑って明るい声で答えてくれる
「元気だねぇ笑 俺のこと知ってるの?」
「うん!ふっか!ばけもの!」
「誰がバケモノだ!… えー?きみのお名前は?」
「しょーた!」
「は?しょうた?笑」
「ん、おれだよ、しょーた!」
「言われてみれば面影が……バケモノって言ってるし」
「おい!笑 そこかよ!笑」
「ひかりゅ!ひかも、おあよ!」
「ん、おはよう」
「ひか!だっこして!」
大きく両手を広げて照の方を向く
「はいはい。よっと!」
「わぁ!たかいー!んへへー!」
きゃっきゃっと喜ぶ笑顔を見ながら照と顔を見合わせる
「ほんとに翔太なのか?」
「いやでも笑顔そっくりだぞ笑」
「だとして、どうするよ?これ。今日収録だぞ」
2人悩んでると楽屋の扉が開いて、阿部ちゃんと佐久間が入ってきた
「おはようございますー」
「おはピーマン!!!」
「あ!あべちゃー!!」
しょうた推定2歳が阿部に向かって手伸ばす
「え?照、その子だれ?」
「翔太、、らしい」
「は?」
「おあよ!しょーただよ!」
「「えぇー!」」
「さっくん……うるしゃい…」
驚く2人に、両手で耳を押さえる翔太はなぜか佐久間だけに文句を言う
「ごめんごめん!おはよう……え?ほんとに翔太?」
翔太の頭を撫でながら、佐久間がこちらを向いて確認してくる
「って言ってるからなぁ。俺らの名前もわかってるし」
「………まぁ、そういうことにしておくしかないよね」
「一旦、考えるのはやめにしよう笑」
4人で顔を見合わせて頷きあった
コメント
6件

かわいいい💙💙🫠 かわいすぎて溶けちゃう

幼児化 だ!