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霜月ファミリーの過去譚(結構重め・TSと百合要素あり)
若干前と設定変えてます
母 莉蘭
現代を生きるごく普通の女性。子供は4人、全員高校生。 家事スキルは割と高め。
放任主義というわけではないが、子供たちにはそれぞれの人生を自由に歩んでほしいと思っている。
善悪の区別はもちろんつく。
長女 霜月レナ
霜月リラの双子の姉にして霜月ファミリーの長女。ボリューミーな白い長髪に海のような青い目が特徴。
聖母のように優しく、滅多に怒らない。恋愛話が大好き。勉強もそれなりにできる。
前世は中世の豪商。
貧しい山村の農民として生まれたが、強く商人に憧れて商売を始め急成長した。
幼い頃に霜月リラの前世である少女と出会い、一緒に遊んでいるうちに友情ではない感情を覚え始めた。
その心は忘れることなく成長し、ある日司教との面会が決まる。
初めは穏やかに談笑していたが、司教を部屋に案内してきたシスターの顔を見て思わず声を漏らした。
司教も友人との再会ですか、と笑顔を見せたが、この後にしたとある行動により彼の表情は一気に変わる。
もう2度と会えないことを覚悟したレナの前世は、シスターの耳元で告白をしてしまったのだ。
当時同性愛は厳しく弾圧されていたものの、山村で育った彼女はそのことを知らなかった。
司教は彼女を取り押さえるよう修道騎士に指示し、そのまま処刑されてしまった。
天界で無事にリラの前世と再会できたが、現代のこの世が気になり、地上でも絶対会うと約束して生まれ変わった。
次女 霜月リラ
霜月レナの双子の妹。金髪ストレートで長さはレナと同じくらい。それ以外の特徴はレナとまったく同じである。
前世は中世のシスター。
レナの前世と同じく貧しい山村の農民として生まれたが、ある日村に来たシスターに憧れを覚えて自身もそうなることを決意。
シスターとして認められるまでの間は貴族のメイドとして必死に働いていた。
認められて以降は規律をしっかりと守り、仲間や修道院長からも一目おかれるまでになった。
そんな彼女は誰にでも優しい司教をことの外尊敬しており、いつか彼のようになって農民時代の友人であるレナの前世の少女と再会することを願っていた。
結果として再会はかなったが、それによってより悲惨な運命を招くことになってしまった。
司教がレナの前世の女性を連れて行くよう指示した瞬間、何かの糸が切れたリラの前世は寝泊まりする部屋に篭って武器を用意し、修道院の人々を37564にしたのち放火、自身の体を炎の中に投じた。
長男? 三女? 霜月ルリ
霜月ファミリーの長男もしくは三女。不定期でTSする(普段は男性)。長い金髪をゴムでひとまとめにしている。
極度の面倒くさがりだが運動が霜月ファミリーの中で一番得意。 基本クールでドライな皮肉屋。
ただし一度好きになると絶対嫌いにならない。超がつくほどのヤンデレ。
前世は中世の医者。
両親も祖父母も医者だったため、ルリの前世も自然とそうなることを志していた。
その意思は無事に実現し、十分な金銭を得て、大切な人もできた彼だったが、全てがうまく行くわけではなかった。
大切な人とはちょっとしたすれ違いが大きな溝に発展し離別。
数年後、新しい病気の治療法を確立した彼が街に知らせに行くと大切な人の両親と鉢合わせし、亡くなったことを告げられた。
自身が治療法を見つけたあの病気で。
その一件以来ルリの前世は自分のことが嫌になり、長かった髪もバッサリと切ってショートボブになった。
そして医者としての生活を続けたまま寿命で召天した。
ルリの前世と大切な人が別れた原因は彼の変人っぷりにある。
彼は当時珍しい長髪であり、周りから好奇の目にさらされることもよくあった。
そのことをあまり快く思わなかった大切な人はルリの前世に相談するも、彼女が思った答えは返ってこず、ある日大げんかに発展しそのまま別れた。
ルリは天界で大切な人を必死に探し続けたが見つからず、現代のこの世に転生してきた。
ヤンデレなのはその名残。
大切な人と似ている人を見つけると一時的に体が女性になるが、ルリ自身に前世の記憶はない。
末っ子 霜月ララ
霜月ファミリーの末っ子。体の性別は無いが声が高いため女性として生活している(一人称は僕)
フィジカル面が弱く、体力テストは常にDかE判定。ただし勉強はまあまあできる。少しメンヘラ。
ミディアムほどの白髪を内巻きにしている。目は青。
前世は中世の貴族令嬢。
だが体が弱いことで周囲から疎まれており、あまり恵まれていなかった。
そのためララの前世は子供の頃から、大人になって自由な生活を送ることに憧れていた。
しかし味方だったはずの国の王に濡れ衣を着せられたため、16歳の誕生日の前夜、彼女は連行されてしまう。
ララの前世が成長するに連れて家族からのネガティブな感情も強くなり、味方国と手を組んで排除することになったから。
運命に愛されなかった人生である。