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僕の病気は『砂零病』だ。落葉病とも言われている。砂に零と書いて「されい」と読む。意味は砂時計の砂がこぼれ落ちるように名前が消え、教え直しても翌日には
「ゼロ(零)」に戻る。という意味。僕は記憶をどんどん喪う病気。進行を遅らせる薬もあるが吐き気を催し、頭痛、不眠、食欲不振、ふらつきといった副作用がある。物の名前とか物の使い方、相手の名前を忘れたり、、。使い方を教えて貰っても、翌日には忘れる。寝る度に何を忘れたのかはわからない。翌朝その忘れたものを見るまで忘れたものが何かわからない。たまに何も忘れない日もあったりする。
大森元貴 ……何で僕なの、?
僕、、何かした笑?
寝るのが怖くて、布団に潜って泣きわめくこともある。記憶を喪うのはとても怖いから。
ふと、若井の声を聞きたくなって僕はスマホを手に取って電話を掛ける。
大森元貴 ……もしもし?
すぐに電話は繋がった。
まだ起きてたみたいだ。
若井滉斗 ……ん。もしもし、。どうしたこんな夜に、、。
若井の声を聞くとどこか落ち着く。
怖さが次第に和らいで眠くなる。
大森元貴 ……用事は特に無いよ笑。声聞きたかっただけ。
若井滉斗 あははっ何だよそれ笑。
大森元貴 何かプライベートの話とかさ……勿論作曲の話もしたいなぁって。
若井滉斗 いいよー俺も寝れなかったし笑
うっそだぁ……、
声めちゃくちゃ眠そうですよ笑?。
その声は心に止めて数分話した。
若井滉斗 ふぁ……そろそろ眠くなってきた
大森元貴 そっかーんじゃ僕も寝ようかな
若井滉斗 ホント作曲はもうやめて寝ろよ?
大森元貴 はいはい笑
若井滉斗 今日ほら……色々あったし。
大森元貴 …………
暫く沈黙が流れる。
若井滉斗 んまぁ、ゆっくり休めよっ
大森元貴 ……うん。ありがと笑
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