ミク「どうだった?遥ちゃん」
遥「…音程が正確だったし、何よりダンスのキレも良かったよ」
ルカ「良かったわ。でも…遥ちゃんの願いは消しちゃったかしら…?」
あぁ、そっか。ルカ達は知ってたんだ。私の願いを…また、アイドルになりたいってことを。でも、やっぱり叶わないよ。
遥「……そんなこと無い。嬉しかったよ(微笑」
ミク「良かった!ね、ルカちゃん!」
ルカ「そうね」
でも…やって、みたかったな。
ミク「…ねぇ、遥ちゃん!お願い!練習手伝ってくれないかな!?」
遥「えっ、練習…?」
突然、ミクが私の手を掴んで話した。
ルカ「あら?なら私も付き合うわよ?」
ミク「えっ?…う〜ん…」
ミクは驚いて悩んだ。
ミク「う〜…で、でも、ルカちゃんって完璧だから…」
遥「…ふふっ、分かった。じゃあ、一緒にやろっか」
ルカ「じゃあ、私はめーちゃんに会いに行ってくるわね♪」
ルカは、ニコッと笑うとその場を去っていった。
遥「…じゃあ、ミク。早速_」
ミク「遥ちゃん。ちょっと…お散歩しない?」
遥「…?」
何も言えない私の手を取り、お花畑の方へと走った。
数分後
ミク「…遥ちゃん、このお花分かる?」
遥「え、っと…ううん。ミクは分かるの?」
ミク「うん!ぜ〜んぶわかるよ!みんなの花だからね!」
“みんなの花”という言葉に疑問を持ちながら花を一つ一つ見る。
ミク「遥ちゃん、これがクレオメで、こっちがキバナコスモスっていうんだよ。他にも、ブルースター、アザミ、キングプロテアとかもあるんだ」
遥「クレオメに、キバナコスモス…それに、ブルースター、アザミ、キングプロテア…?、…あっ!」
ミク「気付いた?」
私たち、MORE MORE JUMP!のみんなの誕生花だった。
ミク「どう?綺麗でしょ?」
遥「……うん、綺麗。ボソッ)…………ずるいなぁ…」
ミク「クレオメは「秘密のひととき」「あなたの容姿に酔う」。キバナコスモスは「自然美」と「燃え上がる思い」。ブルースターは「幸福な愛」「信じあう心」「望郷」。アザミは「厳格」「高潔」「独立」「報復」「安心」。キングプロテアは「自由自在」「華やかな期待」「王者の風格」!みんなにぴったりじゃない?」
遥「……そう、だね… “ みんなには ” ぴったり」
ひとつ、隠し事を掛けてみた。
ミク「そうだね! “ 遥ちゃん達 ” にぴったり!」
遥「…………うん、そうだね」
びっくりした。私が言った「みんな」は、みのり、愛莉、雫のことだったのにミクはその中に私を入れた。私は、あの中にはいれないのに。
ミク「遥ちゃん!困ったことがあったら私に言ってね!遥ちゃんと私の秘密だよ!」
遥「…うん、分かった。約束、?」
ミク「約束!」
秘密のひととき、ってこのことなのかな?そう思いながらミクと話し続けた。
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私にできることは、また、みんなで一緒にアイドルをしてくれることを願うだけかなぁ…w
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