テラーノベル
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のんびりモードな日常
特に物語は起きないけど、現実はそんな積み重ねが多いよね、
ね?という意味不明な圧をかけておくので、
気楽に暇つぶしに呼んでください。
100ぱーせんとの癖を思い出してもらえれば、
タイトル特に思いつかないので無題
タイトルで思い出しました。特に意味ないけど、これの前に更新したやつ、タイトル間違えてたなと思ってたで、しれっとかえました。またそのお話たちを書きたいです。
「……ねぇ、」
ソファに座ってスマホをいじってる相手の膝に、床からあごを乗せて見上げる。 いつも、おまえ犬みたいってくしゃっと笑いながら言われるけど、そんな大型犬モード全開の俺。
「なに。……っていうか、重いんだけど」
文句を言いつつも、手はスマホを置いて、俺の髪を優しくゆっくり撫でてくれる。
ほらね、やっぱりきみは優しい。
世界一優しい。
「ふふっ、本当に世界で一番かっこいいし、可愛いよね」
「……は? 急に何言ってんの、バカじゃないの」
一瞬で耳の先まで真っ赤にして、あからさまに目を逸らす。 でも、髪を撫でる手の動きは止まらず、優しい。
「バカじゃないよ。本気だもん。だってさ、仕事の時は誰よりも周りを見てて、ツッコミもキレキレで格好いいでしょ。ま、たまにからまわっちゃって天然な感じも可愛いけどさ」
ちらっと、上を盗み見る。うん、可愛い。
「俺と2人きりにだと、気を抜いちゃうし、すぐそうやって真っ赤になって照れちゃってさぁ、そのギャップ、本当にたまんない。国宝に指定した方がいいと思う」
「うるさい。調子乗んな」
「あとね、怒った顔も綺麗なのがずるい。まつ毛長いし、肌白いし、怒られてるのに俺、いっつも『あー、綺麗だなぁ』って見惚れちゃうんだよね。……あ、今にやけたでしょ!」
「にやけてない! 怒るぞ!」
「怒っていいよ。怒ってても大好きだから」
そう言ってにっこり笑うと、もう完全にキャパオーバーしたみたいで、「もう、ほんとに……っ」て両手で顔を覆っちゃった。
指の隙間から覗くお顔が、真っ赤で、少しだけ嬉しそうにふにゃっと綻んでる。
可愛い。愛おしい。もう我慢できない。
あごを退けて、ソファに身体を滑り込ませて、顔を覆うちいさな綺麗な手を優しく外す。
「…………」
名前を呼んで、ゆっくり顔を近づけると。
(……ギュッ)
ほらね。 100パーセントの確率で、細い腕が、俺の首に必死に縋ってくる。
「……ばかっ、大好き」
耳元で、消えそうな小さな声で囁かれた。
いつもはあんなに拗らせて、試し行動もなかなかに激しいきみが、俺のベタ褒めに降伏して自分から腕の中に飛び込んできてくれる。 この体温が、この必死なハグが、俺の「好き」への何よりの答え。
「俺の方が、100万倍大好きだよ」
そのまま、優しく、でも離さないように、深く、深く、キスをした。
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コメント
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ふふ、このエピソード、すごく好きだな。前半の「特に物語は起きないけど、現実はそんな積み重ね」って語りかけが、後半の日常の一瞬を切り取ったような恋人同士のやり取りに、見事に繋がってる。主人公が相手を具体的に褒めるシーンも、ギャップ萌えをちゃんと描写してて説得力あるし、照れてる相手の反応が愛おしい。重ねた日常の積み重ねが、こういう濃密な瞬間をより特別にしてるんだなって思った。